第705回:さよなら2024年
これが年内最後の記事になる。個人的に1年で一番忙しい12月を乗り越えて、年末年始休暇の2日目の日曜日。五反田のスターバックスで一人パソコンを叩いている。仕事の合間を縫って、月末に何かしらネタを無理やり引っ張り出して急いで書いているのがこのブログのベースだけど、今は珍しく落ち着いて、少し余裕を持って文章を書いている。何だか久しぶりだ。
余裕があるものの相変わらずネタが思いつかないから、2024年ってどうだったんだっけ?とか考えてみる。ネットで時事を調べてみると、能登の地震から始まったことを思い出す。その後、空港で悲惨な事故があったり、大丈夫か?という年初めだった。経済も何だか暴れ回っていた。日経平均が失われた30年を乗り越えて過去最高を記録した。えげつない円安もあったり、ようやく日本も金利ある世界に突入しかけている。日本の首相が変わったし、アメリカもトランプ大統領になることが決まった。大谷翔平くんは相変わらず異次元だし、オリンピックで色々なドラマも生まれた。
さて自分は?仕事以外で思い起こされることがあんまりないな、と思う。確かにプライベートはそこまで充実していなかったかもしれない。仕事は面白いし、日々難しいことやらせてもらって成長もそこそこはできているような気がしている。特別文句はない。けれど、こうやって思い返した時に、どうしたって少し物足りない気持ちにはなる。そして思う、2025年はちゃんとプライベートも充実させるぞ!と。
主に呑みの場だけど、日々色々な新しい出会いをして、色々な人の人生や考え方に触れて今思うのは、僕はどうやら守りすぎているようだ、ということ。失敗したくない。損失を出したくない。恥をかきたくない。嫌われたくない。多かれ少なかれみんなが持っている、少しダサいけど人間臭い自己防衛意識が、僕は強いのかもしれない。「とりあえず、やってから考える」そんな30代中盤も悪くないじゃないか。
みなさま、良いお年をお迎えください。また来年も何卒、よろしくお願いいたします。