第724回:継続は力なり②

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超久しぶりに日吉のキャンパスに行くと、記念館と呼ばれる入学式・卒業式なんかをやる大きなホールがめちゃくちゃ綺麗になっていて面食らった。映えてたから思わず写真なんかも撮っておいた。ちょうどこの日はラクロスの(女子の?)早慶戦をやるらしく、記念館の前は試合前の選手たちで盛り上がっていた。日頃から運動している健康そうな女子大生が、円陣なんか組んでところを見ると、何だかとても眩しく感じた。めちゃくちゃ綺麗になった記念館の横にある道場の建物は何も変わらずボロボロだった。柔道場の向かいにある剣道場から例によって香ばしい香りがして、なんだか懐かしい気がした。

今の現役柔道は、本当に誰一人知らなかった。けれど練習前、一人の青年が「東海大相模から来ました」と挨拶しに来てくれた。聞くところによると東海大相模の柔道部からは14年ぶりで、僕の次の二人目らしい。14歳年下って、ヤベーなと思った。この前会社に干支1週違い=12歳年下が入ってきて、何か少し感じるものがあったのに、14歳下なんて・・・、という感じ。

なにやら1週間後に学生の試合があるらしく、練習メニューはほぼ立技乱取のみの至極シンプルなものだった。今更入念な打ち込みとか、寝技とか、やりたくない僕にとってはありがたかった。乱取6分×12本のうち半分の6本やらせてもらったのだが、もう色々とボロボロになった。一番はやっぱり指とか手が使い物にならなくなった。道着によく擦れる釣り手(僕の場合は左手)は皮膚がやられて、3箇所くらいから血が出た。組み手争いでよくブチ切られる引き手(僕の右手)は、擦れないから皮膚こそ大丈夫なものの骨やら靭帯やらが悲鳴を上げていた。