第725回:継続は力なり③

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当然ながら現役の頃は、合宿なんかでよほど詰めた練習をした時を除いて、練習でこんなに色々なところがボロボロになることはなかった。一重に毎日の鍛錬の賜物であるが、筋肉はもちろん、骨や靭帯、そして皮膚、おそらく内臓や脳に至るまで、あらゆるものが今とは比べ物にならないくらい強かったのだ。「継続は力なり」とはよく言ったものだ。積み重ねること、続けることがいかに大事か、を自分のボロボロな身体をって、言葉の通り痛感した

この僕にとっては非常に過酷な練習から、2週間弱が経過したこの頃。筋肉痛やら節々の痛みはさすがに回復した。おそらく捻挫しまくっている手の指たちも、まぁ普通に握れるくらいには回復した。しかし意外にも、治りが遅いのが皮膚だ。道着に擦れて皮が剥け、血が出たところ、瘡蓋でまだ残っている。この状態でまた練習したら、すぐに瘡蓋が剥がれて血が出るに違いない。血が出ると相手の道着を汚すことになるから、気が引けるし、若干マナー違反だとはいえ、このペースだと、試合まで全然練習できない。それはまずいってことで、今夜会社の道場で開催予定のOB練習会には参加しようと思っている。

OBみんな、同じく試合が決まってから週に1回くらいで集まって練習しているのだ。仕事がバタバタしていたのを言い訳に、僕としては今夜が初参戦。夜な夜なおじさん達で集まって、「俺たち、よくこんなスポーツやってたな」なんて言いながら、ヒーヒー練習するのだ。もうちょっと、歳取っても楽しくやれるスポーツにしておけば良かった、って思うけど、まぁここまで来れば楽しむしかない。試合まであと2週間、怪我だけはないように頑張ろう!