第741回:テトリス再び
第701回の記事に書いたとおり、僕はテトリスが結構強い。一番最初、小学生の時にファミリーレストランのレジ横で売っている小さな四角い、テトリスしかできない小さいゲーム機でデビューしてから、中学生の頃はガラケーで腕を磨き、高校生になるとDSで鍛錬を続け、大人になってからはPlayStationで更なる高みを目指している。
ただ寂しいことに、これまであまり人間と対戦したことはなかった。いつもコンピュータか、自分との終わりなき戦いをしてきた。それがついこの前、行きつけのバーで仲良くなったグループで、ホームパーティをした時、その家のPlayStationがあってテトリスソフトが入っていた。また幸いなことに、テトリスの腕に覚えがあるヤツが2-3人。これは・・・ついに・・・今までの練習の成果を、25年くらいほぼ一人で黙々と磨き続けてきた腕を見せつける時がきたわけだ。これまで全く交わってこなかった、要はお互いの実力が全く分からない状態で戦うのは、緊張した。久しぶりに”試合”の感覚だった。
結果、やっぱり僕は、圧倒的に強かった。自分で言うのもなんだけど、若干レベルが違った。その友人グループには、「ちゃんと大会とかにも出てそこそこの成績を残した」というヤツもいたけれど、相手にならなかった。俺、もしかして、柔道じゃなくて、テトリスの道に進むべきだったんだ・・・それは知らなかった・・・。柔道よりかいい成績が出せていたかもしれない。今の時代E-スポーツもあるし、なんなら柔道より仕事になっていたかもしれない。
なんて、引き続き挑戦者求む。人間と対戦して、少し自信を持つと同時に、戦い方がさらに進化して、僕、また少し強くなってしまったけどね。