第784回:富士山登頂②

Pocket

6月に入った頃に、具体的なタイムスケジュールを策定した。須走ルートは、一般的に登り約7時間・降り約4時間かかるとのこと。しかもこの期間は、渋滞を避けるために五合目の登山口までマイカーでは行けない。山の下の方にある特設駐車場(須走多用途広場)にマイカーは停めて、そこからバスorタクシーで30分程度走って登山口に行かないといけない。とは言え、バスは始発が6時なので、それより早い時間に登り始めるためにはタクシーになる。日帰りでやろうとすると結構攻めたスケジュールになる。

02:00 自宅(五反田らへん) 発

03:30 須走多用途広場 着

04:00 タクシー(予約)で特設駐車場 発

04:30 須走五合目 着

(高度順応)

05:00 登山開始

12:00 登頂→火口周り

13:00 下山開始

17:00 須走五合目 着→バス

17:30 須走多用途広場 着

19:00 帰宅

五合目で“高度順応”を30分見込んだわけだが、今回の登山において唯一怖かったのは高山病だ。なんとなくご存じの方も多いと思うが、急激な標高UPに身体が追いつかず、頭痛・吐き気・眩暈なんかに見舞われる病気だ。経験者に聞くと、こればっかりは体力どうこう、精神力どうこうの問題ではないらしい。一度なってしまうとどうすることもできず、とにかく下山(標高を下げる)しかない。重症だと、動けなくなって、誰かにおんぶして降ろしてもらうか、最悪の場合は救助を要請することになる。例によって、体力・精神力にはかなりの自信を持つ僕だけど、それじゃ太刀打ちできないと言われるとビビる。予防策は「ゆっくり、高度に順応しながら登ること」。せっかちな僕だけど、とにかく我慢して、こまめに休憩を挟んで登ることを強く意識することにした。そして、万が一2人のうちどちらかに兆候が見えた場合には、勇気ある撤退をしようと話しておいた。