第7回:卒業しちゃった

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 遂に、遂に卒業しちゃいました。「本当に語りきれないほど色々なことがあったなー」シリーズは、もう書きません。いざこうして歓送会で追い出され、卒業式で名前呼ばれて、後輩に胴上げされて、終わってみると・・・。
 今のところ気持ち的には何も変わらない。正直私はそれらのイベントで何かしら区切りのようなものを感じるのだろうと思ってた。「もう戻れないんだ」というようなポイントがあると思っていた。こんなこと言うと「いやいや、お前は十分泣いてたよ」って言われちゃいそうだけど、自分の中では、そのポイントで死ぬほど泣いて「さあ、次だ」と意気込む予定だった。要するに呆気ない終わり方だった。そういうわけでこの春休み、自分を「柔道boyモード」から「慶應boyモード」に切り替えるのはけっこう大変そう。

  この一週間は文句なしに遊び呆けた。二年生時のクラス会、柔道部三年生会、三年生時クラス会、箱根卒業旅行、道場破り、横浜ぶらり旅。18年間生きてきて、正直こんなに遊んだのは初めて。高校三年間遊べなかった分を一週間で取り戻してやった。
 「最高のクラス」だった二年時クラスのメンバーはやっぱり最高だったし、柔道部の九人とは最後、声が枯れて動けなくなるほど暴れたし、「友達いねー」と思っていた三年時のクラスにも今更ながら友達ができた。
 箱根旅行ではプールで暴れて富士山を驚かせたし、道場破りでは慶應を宣伝したし、横浜ぶらりでは「日吉って意外と良い所にあるじゃん」と思った。
 個人的な思い出話で申し訳ないが、とにかく全日本合宿とは違った、密度の濃い一週間だった。

 16日から長野の山奥で武者修行をしてくる。嘘。免許を取るための教習合宿に行ってくる。スキーが上手く滑れなかったり、雪合戦で負けたり、色々な挫折があるとは思うが、しっかり免許を奪い取り31日に帰ってくるつもりだ。というわけで、来週からは雪国編。お楽しみに。      2010/03/14

 

慶應義塾大学 総合政策学部(2010年 4月入学予定) 藤井 岳