第95回:「今日まで」と「明日から」
20日の早慶戦が終わって、長かった試合続きの6週間がようやく終わった。10月8日の全日本学生から始まって、約1.5カ月。自分の中で納得のいく試合、反省の残る試合、それぞれたくさんある。とりあえず、これだけの試合続きを、病気怪我なく、モチベーションを落とすことなく乗り切ったことはちょっとした自信になる。こんなふうに 「 僕偉いなー 」 と褒めることもたまには必要なんじゃないかな。
でもやっぱり次の瞬間には山のように貯まった反省が次々と降ってくる。何せ一つの大会が終わっても、もう次の週末には大会があるって状況だったから、落ち込んだり喜んだりする時間はもちろん、良かったこと悪かったことをじっくり落ち着いて考える暇なんて無かったから。そしてやっとこの一週間 ( 21日~25日 )、たまたま学校は、慶應で一番大きい文化祭 「 三田祭 」 で休み。練習は代交代解散で休み。めったに無いまとまった完全オフで、ゆっくり身体的・精神的に休むとともに、貯まっていた反省を頭の中でしっかりと整理する。今まであんまりしてこなかった自分のビデオ研究も、少しだけした。まだまだ甘いこところや、下手くそなところがたくさんある。早く練習したい気分になる。
そんな気分を知ってか知らずか ( 知ってるわけないんだけど )、明日からNTCでシニア・ナショナルの全日本合宿がある。怖い。別に初めてじゃないんだからイジめられそうとか心配してるわけじゃない。単に朝のトレーニングや練習が怖い。戦場に赴く気分 ? 今回は生きて帰ってこれるかな、ってね。まぁウダウダ言ってても、結局のところ必死で頑張るしかない。シニア強化で一番弱い俺。強くなるしかないのだ。
やっぱりまだ練習したくない気分になる。
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳