第99回:2012

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「 この惑星の住民は、ただ流れ続ける時の流れに一年という区切りをつける。そして、新しい一年の始まりをわけもなくめでたがる。」
もう皆さんおなじみのボス・レインボーマウンテンのCMでトミー・リー・ジョーンズ扮する宇宙人ジョーンズが言うセリフ。今年、我々の年越しはまさにこんな感覚であった。

12月28日~1月3日までNTCで全日本合宿があった。朝のランニングトレーニングで集合の時、コーチが読んでいたスポーツ新聞に 「 AKB48・初レコード大賞 」 なんて大きな見出しが躍るのを見て、ああそうか大晦日か、なんて少し真剣に気が付いたりした。1日も朝からトレーニングがあるから、年越し0時なんてもう爆睡。元旦も正月らしいことなんて何もしていない。強いて言うなら朝、報道陣の前での餅つき大会で、ナショナル強化の選手がきねを振り下ろすのに合わせて僕らシニア強化が周りで 「 よいしょー! 」 って叫んでたくらいのもの。

相模高校での年越し合宿に中2で初めて参加して ( 第49回ブログ参照 ) 以来、かれこれ7年間こんな感じの年越しだ。毎年毎年、年を越えるまでは何となく周りにつられてソワソワしてみたり、何か大きな変化があるんじゃないかなと期待してみたりする。でもいざ元旦を迎えてみると特に何てことも無い普段と変わらない一日だ。だからもう元日を休みたいなんて感覚はないし、むしろこの一日を他の364日と同じ、アスリートとして活かすことが大事なんだと、こういうことの繰り返しで自信が付いて強くなるんだと、考えている。

全日本合宿を終えて次の日4日から7日まで慶應柔道部の寒稽古、8日からはもう次の全日本合宿が始まる。今年僕は本当なら成人式を迎えるわけだけど、それも関係ない。去年も同じようなことを書いているけど、相変わらずこれが僕のお正月です。( そうそう去年もちょっと書いたけど、柏原君はまたやってくれましたね )

2011年、応援してくれたみんな、読者のみなさん、ありがとう。2012年、みんな ( 他の超級の選手を除く ) にとって良い年でありますように、また心の片隅で僕のブログを楽しみして下さるよう、どうぞよろしくお願い致します。

更新:2012-01-07
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳