第110回:男ですいません

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最近、ジョージア缶コーヒーの 「 男ですいません 」 のCMをよく見かける。雪山を上半身裸で走り回ったり、スカートの短い女子高生をついつい目で追ってしまったりする、お馬鹿で素直な男たちを描いている。下品と言えば下品かもしれないけど、僕も一人の男である以上なかなか共感出来てしまう。そんなこんなでこのCMが好きだ。

12日から17日までNTCで、今度は外国ナショナルチームを招いての国際合宿があった。超級世界王者のリネール選手(フランス)や、世界選手権2位のテルツァー選手(ドイツ)など、充実し過ぎたメンツでの合宿だった。
そんな中15日午後、一般メディアの公開取材練習があった。有名外人選手が多数来ていて、なおかつ今年がオリンピックイヤーということもあって、いつにも増して多くのテレビ局、新聞雑誌記者がやって来た。その中にテレビ朝日の竹内由恵アナウンサーがいた。暑苦しい道場がむさ苦しい記者たちで埋め尽くされる公開取材で、まさに紅一点。テレビで見るよりもずっと華奢で可愛かった。テレビ朝日が俺みたいな下っ端を取材する訳も無く、全く見られていないのは分かっているんだけど、やっぱり張りきっていつも以上に一生懸命練習してしまう自分がいた。キツくてキツくてもうダメだ、とか思っていても、そんなことでまた一つ頑張れてしまう。そんなもんなのだ。
まったく、男ですいません。

こんな感じで3月の合宿も終わり、また一つ成長できたと思う。いつか自分もアナウンサーにインタビューされるくらいの選手になってやろうと固く心に誓い、また明日も頑張るのだ。

更新:2012-03-24
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳