第131回:暑さとの戦い

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8月の長かった合宿期間が昨日ようやく終わった。全日本合宿@NTCから慶應合宿@富山へ、間を置かずの移動には、身体的にも精神的にも対応が難しかった。練習相手も、コーチも、練習メニューも、そして生活環境も、いきなりがらりと変わるからだ。富山ではボコボコにされることもなく、追い込まれることもなく、洗濯機も十分になく、大部屋で雑魚寝。改めて全日本合宿の環境がいかに恵まれているかを実感する。( ただ今回の富山の旅館のご飯はなかなか美味しかった。)
中でも一番大きい違いが、練習中の冷房の有無だ。この時期の柔道の練習は正直気温との戦いだ。その点NTCでは毎回非常に良い温度で練習出来る。これ一つでやっぱり集中力も持久力も動きのスピードもグンと高くなる。その環境に慣れてしまっていた分、練習場に冷房のない富山ではかなり苦労した。すぐ体が重くなって、まるで水中で動いているみたいになる。集中力も緊張感も続かない。全体的にパフォーマンスが落ちてしまう。だから富山ではとにかく怪我にだけ注意して、慎重に慎重に練習した。

そんなこんなで、忙しいと言うか、充実したと言うか、の2週間をようやく乗り越えた。9月初週の東京学生個人戦まで、追い込めるのはあと1週間。ここまで来たら、もう技術的に成長することはほとんどない。あとはいかに上手くピーキング出来るかの勝負。一日一日、自覚を持って、頑張っていきたい。

更新:2012-08-25
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳