第134回:プチ遠征

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昨日今日と東海大学の練習に参加させてもらった。何だかんだ言ってなかなか行けていない東海大学。前回行ったのはちょうど一年前のこの時期だったかね。去年は、東京学生の次の日から慶應のみんなが海外遠征でいなくなっちゃって、一人で緊張しながら平塚へ行ったのを覚えている。アウェイな環境に一人で乗り込むのは、どんな時でもドキドキするもんだ。まぁそれが出稽古の醍醐味と言うか、良い意味で緊張感のある練習になると言うか、なんだけど。
今までいくつかの大学に足を運んで色んな特徴のある環境で練習してきたけど、東海大学は組み手がとても厳しいイメージ。2時間の練習の中で自分の形になる機会はかなり少ない。終わると指がボロボロで、関節が固くなっている。体よりも腕や肩に疲れが出る。実際の試合の中でも自分の形になることはそんなにないわけだから、こういう練習って凄く面白くて、大切なことだと思う。
慶應の自由な環境にあって、こうして色んな所に行って練習させてもらえる今を十分に利用して、1ポイント1ポイント成長していくのである。

さて今回のプチ遠征、練習が充実していたことは置いといて、相変わらず愉快で騒々しい仲間たちと再会できて、楽しい2日間を送らせてもらった。毎食、大学前の学生街の美味しい店に連れて行ってもらったり、温泉にも入って、ちょっと酒なんかも飲んじゃったりして、色んなことを話した。
やっぱり相模高校で一緒に過ごしてきた仲間はいつどこに行っても仲間で、「 いやいや、君は東海じゃないからね 」 なんていう意地悪も凄く温かい。3年間、楽しいことももちろんだけど、キツいこと、到底言葉にはできないほど大変なことを一緒に乗り越えてきたチームだから ! そんな意識がお互いの中にしっかりあって、その繋がりみたいなのを感じるのが何より嬉しかったりする。

良い刺激をたっぷりもらったから、明日からの慶應の練習では、また頑張るのである。

更新:2012-09-18
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳