第141回:尼崎

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先週末27・28日、兵庫県尼崎の総合体育館で全日本学生体重別団体があった。結果は二回戦負けのベスト32だ、たぶん。東京学生個人の点数合計で出場が決まるこの大会。去年慶應柔道部は初めて出て一回戦負け。今年は一回戦名城大に勝てて、二回戦の山梨学院戦も思った以よりまともに試合が出来た。慶應のチームとして、一回りも二回りも成長していると感じられた気がする。来年はまた頼もしい一年生たちが入ってきてくれる。我々の代にとっては最後の年になっちゃうけど、もっともっと上にいけるように頑張っていきたい。

そんな感じで、チームとしては手応えを感じたものの、僕個人としてはなかなか厳しい内容だった。この体重別団体は、60kg級から100kg超級までの7階級それぞれ1人ずつ出ての7人団体戦だ。階級の順番は一日目二日目それぞれクジ引きで決まる。初日の100kg超級は次鋒だった。そのポジションで、一回戦では優勢勝ち、二回戦は引き分け。正直どちらもしっかり一本取ってこなければならないところだ。特に二回戦は自分が取ってきていれば、その後の流れがどう動いていたかも分からない状況だった。そもそもこの慶應チームでは取らなきゃいけない立場だし、どう考えたって僕のせいで負けた。

全日本学生個人で惨敗してから、自分なりに色々考えて100%努力してきたつもりだ。焦点を講道館杯に合わせているとは言え、ここでつまずいてしまったのはかなりキツい。これ以上どうしていいのか分からなくなってしまう。とりあえず二週間後に迫っている本番に備えて、焦らないよう意識しながら、またじっくり考えて行きたい。少しばかり頭を冷やす必要があるかもしれない。

更新:2012-11-02
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳