第157回:俺の3月

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 2月も下旬となり3月の予定が段々と埋まってきている。なかなか忙しくなりそうである。

 まず3日に東京選手権が東京武道館である。これがとりあえず一番大事。何が何でも全日本選手権の出場権を獲得して、今年一年を飛躍の年にするのだ。

 この日運悪く、今年で5回目を数える関西の甲南大学との定期戦が重なっている。チームの主将であり、僕にとって最後の慶應甲南戦になるのに出ることができないわけだ。
 それで僕の他数人をこっちに残し、他の部員は2日から関西入りする。この慶甲戦、僕らはまだ一度も勝ったことがない。僕は出られないけれど、副主将はじめ他の部員には何とか初勝利を掴み取って欲しい。その3日の慶應甲南戦から9日まで、慶應は関西で色々な学校と合同練習をする。
 僕個人は7日夕方から関西遠征組に合流する。
 遠征最終日となる10日は、神戸で行われる準公式の団体戦、自他共栄杯に出場する。この大会も、我々はまだ一度も予選リーグを抜けたことがない。ここでも今まで行ったことのないステージへ、何とかして進みたい。

 そして僕は、10日の試合後帰ってきて次の日11日から16日まで、NTCで全日本合宿だ。これはもう言わずもがなの、3月最大の山場である。

 全日本合宿から一日空けて、次は慶應体育会が主催する主将合宿とやらに出なくてはならない。各体育会部の主将が一堂に会す。そういう、環境をわざわざ用意されて 「 さぁお前ら、友達になるんだ !」 みたいなのは非常に苦手だ。なかなか憂鬱、考えただけで気が重くなる。全日本で体力を、主将合宿で精神を鍛える、といったところだ。

 春分の日は、後輩たちの春の選手権@日本武道館。応援に行けたら行く。

 23日は慶應柔道部が主催する慶應杯。これは全国の 「 文武両道な 」 高校を招いての非公式戦で、毎年かなり盛大に行われる。何しろ主催だからなかなか労力、神経を使う。去年は審判の初体験をしたのだった。

 そして最後の最後31日は広島で開催される団体戦、平和カップという大会に出ることになった。これは慶應が出ること自体初めてで、どんな雰囲気の大会かは分からない。けど、過去のデータを見てみると、どうやら平和的ではない人たちがたくさん出てくるようだ。

 忙しい3月を納得のいくかたちで乗り越えて、最高の新年度を迎えられるよう頑張っていきます。どうぞ、応援よろしくお願いします。

更新:2013-02-22
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳