第169回:昔の仲間

未分類
Pocket

今週末19日の日曜日に、国立で桐朋柔道部の先生の送別会がある。もともと大した人数がいたわけではないし、そのうち何人が参加するのか分からないけど、桐朋時代の友人に会えるのを実はコッソリ楽しみにしている。あそこの柔道部で知り合った人たちのほとんどとは、僕が桐朋中学を卒業して以来一度も会っていない。
みんな、それぞれがそれぞれ違った人生を歩んでいるのだろうけど、ことさら僕はみんなとは違う道を来たかもしれない。僕以外はみんな桐朋高校で、適当な時期に柔道部を引退して、しっかり勉強して、優秀な大学に行って、良いところに就職しているはずだ。いまだに柔道を続けているのなんて僕だけなんじゃないかと思う。だから相模高校柔道部の友達で集まるのとはだいぶ趣が違う。僕が桐朋を去ってからの6年間のみんなの変貌ぶりに期待している。

そんなことを期待したついでに、少し自分の歴史を振り返ると、どの時期においても同じ学校に進学した、という友達が一人もいないことに気が付く。つまり地元の小学校から、まぁまぁ進学校の桐朋中学から、柔道エリート校東海大相模高校から、現在の慶應大学まで、一緒の中学、高校、大学に進学したヤツは一人もいないのだ。ほとんどの人は地元の小学校と中学校の9年間とか、桐朋中学と桐朋高校の6年間とか、東海大相模高校と東海大の7年間などある程度長い付き合いをするのに、僕は、卒業入学の度に一人きりでそれまでと全く違う世界に飛び込んだ ( 迷い込んだ ?)。これってなかなか無いよね。ちょっと変わってるよね。

久しぶりに昔の同級生と会ってみたいなー、なんて思ったりする。成人式も帰れなかったし、地元の人間とはもう10年近く、桐朋中学の同級生とは6年会っていないことになる。友達と呼べるようなヤツが何人いたかは分からない ( 僕は友達だと思っていても、向こうはイジメっ子だと恐れていたかもしれない ) けど・・・

もうすぐ22歳。誰か同窓会とか開いてくれないかな ?

更新:2013-05-17
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳