第176回:家族なんだな

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先週から、高校時代の柔道部同期が一人、教育実習で母校に戻っている。彼も含めてほとんどの同期が東海大に進んで柔道をやっているから別に久しぶりってわけではないんだけど、これをだしに誘い合って、練習がてら東海大相模高校に集まった。
練習後、実習生含め同期4人と、今相模の寮監を務めている一つ上の先輩と、恩師とで、ちょっとだけ (?) お酒も入って、久しぶりに心燃え立つ熱い話をした。

別に他の団体組織をけなすわけではないけれど一つだけ断っておきたい。熱い話ってのは、普通に部活やってちょっとキツい練習を乗り越えた仲間で 「 この飲み会アツいぜ !」 とか言うのとは少し違う。僕らは3年間、地獄も天国も一緒に味わい ( 地獄の練習に耐え、全国9大会中8優勝の天国を見 )、時には激しくケンカもし、泣きながら話し合い、言葉通りもう家族なのだ。

この日僕らは、社会人になる一歩手前の今の自分を語り、これからの目標・夢を語り、高校時代をちょっぴり懐かしんだ。
その中の一つ、僕らの代の橋本壮市の話。この前全日本学生団体で6連覇を成し遂げた東海大の無差別レギュラーの中で一番軽い73㎏級の彼。彼はその全日本学生の決勝戦、7人のオーダーに選ばれなかった。この日に照準を合わせて必死こいて練習してきて、それで最後に使われなかったのが悔しくて悔しくて、試合前トイレで一人泣いたと言う。優勝した後も他のメンバーより先に大学に戻り、黙々とトレーニングをした。高校時代、全国団体戦で何度優勝しても、個人的にはいつもどこか満足のいかなかった僕には彼の気持ち、辛さがよく分かった。
一生懸命頑張っている仲間の話を聞くと自分も頑張ろう、と切に思う。今は所属が分かれて離ればなれではあるけれど、これからもいつもどこかで繋がっていて、それぞれの目指す高いステージでまた一緒になれたら良い。

<余談>
熱い話になると、僕の涙腺はいつもゆるゆるにゆるむ。普段からわりと泣き虫だが、特にこのメンツでこういう話になるとかなり弱い。しかしここはアルコールで顔が赤くなるのに助けられて、何とかバレずに乗り越えた…つもり。時々汗を拭くフリとかも交えたりして…。

更新:2013-07-04
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳