第185回:生活困難

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先週日曜日9月1日、日本武道館で東京学生体重別個人戦があった。結果は3回戦負け、その試合で肋骨骨折の怪我をして敗者復活戦は棄権、どこをどう見ても最悪の一日だった。

結果はともあれ、今一つ勝ちに拘った、気持ちを前面に出した戦い方が出来なかった。練習不足や、それに伴ったメンタルの弱さが露骨に出た試合だったと思う。

ともあれ柔道みたいなスポーツを15年やってきて、自分でも意外なことに骨折は今回が初めてだ。感想としては 「 どうりで痛いわけだ 」 って感じ。更にこの体幹部分の故障ってのは非常に厄介だということがわかった。手足の故障なら、その部分を大事に守りながら他の部位の強化をしつつ生活していれば問題はない。しかし肋骨となると、どれだけ慎重に行動しても全く使わないってことはまず不可能で、クシャミ、咳、笑っても満腹しても、息をするのも痛いのだから生活自体が困難だ。

テレビや漫画での戦闘シーンによく 「 あばら何本かいったな 」 ってのがある。それでもたいてい登場人物は精神力で戦い続ける。経験者から言わせてもらうなら、あれは嘘だ。と言うより無理だ。寝返りもできないこの痛み。ストーリーを考えている方たちも是非一度味わってみると良い。

そんなこんなで、とりあえずこれから何日間か、まとまった暇が出来てしまった。反省する時間がたっぷりある。クヨクヨするのではなく、ピンチをチャンスに。この時間を、これまで足りなかった、柔道を 「 勉強 」 する時間にして、ポジティブに生活していこうと思う。

更新:2013-09-10
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳