第222回:惨敗

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先週日曜日、人生で初めてTOEICテストを受けてきた。高校1年生の時、学校で団体受験させられたような気もするけど真面目に受けたかどうか定かではないし、結果も記憶にないから今回が初めてということにする。
TOEICとは皆さんご存知の通り世界共通の英語力テストだ。990点満点で、大学卒業一年目の平均が500点くらい、700点以上取れればなかなか喋れる人、らしい。今回僕は英語の苦手な初心者として、とりあえず400点くらい取れればいいかな~、と挑んだ。
そもそも満点の半分以下の点数を目標にしているんだから、感触もクソもないんだけど、なかなか苦しく長い2時間だった。振り返って考えて「ここら辺はだいたい合ってるな」と自信のあるようなところが、残念ながら見当たらない。一番最後の難しい部分なんて時間も足りなくて、仕方がないから全部「C」をマークした始末。まぁ一回目の戦いは惨敗と言わざるを得ないだろう。
次々と降りかかる(僕にとっては)難問達を相手にしていると、初めて参加させてもらったシニアの全日本合宿を思い出した。誰一人として自分より弱い選手がいない、あの環境だ。来る日も来る日も投げられてばっかりで、柔道つまんないな~、と思っちゃうようなやつ。
ただ語学ってのはスポーツと違って、努力すれば努力しただけの成果が出る。はず。まだ一つも成果を出していない僕の言えたことではないけど、才能はさほど関係ない、極平等な世界のはずだ。だから、今まで柔道で味わった数々の挫折に比べれば、こんなものは何てことない。少し時間は掛かるかもしれないけれど、地道に積み上げていこうと思っている。

更新:2014-06-27
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳