第243回:将来のこと

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 先日スペシャルドラマとして2時間放送された「リーガルハイ」は僕の最も好きな日本ドラマの一つだ。堺雅人演じる弁護士・古美門研介を主人公とした法廷コメディで、一見ハチャメチャ何でも有りのストーリーのようだけど、“物は言いよう”といった弁護士テクニックの神髄をデフォルメして分かりやすく演出してくれていて、妙に現実味があるドラマだと僕は思う( つまり、真実を全て証す、正義は勝つ、みたいなのに比して)。要するに、僕みたいな屁理屈大好き人間がこれを見ると、弁護士とはなんて面白い仕事なんだ!と思う訳だ。
 もう一つ、この秋に放送されているドラマ「ごめんね青春」が結構気に入っている。関ジャニ∞の錦戸亮演じる高校教師・原平助が主人公の学園コメディで、隣同士に建っている仏教系男子校とキリスト教系女子高が合併するか否かの騒動を描くドタバタ青春もの。僕自身男子校に通った経験から思い当たることも多々あり毎週一人で笑わせてもらっている。劇中、どこか自信なさげではあるもののなかなか優秀で筋の通ったことを言う教師(錦戸)を見ていると、何だか教師も悪くないなぁと思えてきたりもする。

 さてさて、気が付けばそんな視点でドラマを見るようになった自分。弁護士や教師を目指すには少々(かなり?)手遅れと言えそうだが、そろそろ将来のことを真剣に考え始めなきゃいけない時期に差し掛かっているのだ。直近の課題としては、修士論文のテーマをボチボチ決めて、動き出さないといけない。それを来年無事乗り越えられたとして、その他諸々が上手くいったりいかなかったりすると、最短あと2年くらいで社会の荒波に呑まれることになる。柔道を差し引いた自分にはいったい何が出来て何が出来ないのかを、背伸びなしに見つめなきゃいけない。そして、出来ることなら自らが望んだ楽しい仕事をして大金持ちになりたいものだなぁ。

更新:2014-11-25
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳