第303回:平和カップ

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3月27日、広島で開催された平和カップなる大会に出場してきた。オープン参加形式の5人制団体戦で、男子は高校の部・一般一部・一般二部の3つで争われる。僕らが戦った男子一般一部は予選3チームリーグ戦とリーグで勝った8チームのトーナメント戦で、例年なかなかの強豪大学と実業団が集う。
僕はチームの大将として予選と本選にフル出場した。チームの成績は決勝で0ー2で負け準優勝。大会通しての個人の内容は3勝1分1敗。この1敗は決勝戦のもので、絶対に取られてはいけない場面での1敗。要するにチームとしては勝ち進んだものの、僕個人としてはなかなか厳しい結果であった。
試合に臨む前は、前回の記事にも書いたように、非公式戦なのだから練習のつもりで戦いたいと思っていた。しかし、いざその場に立つとリスクを冒すことができなかった。結局全体を通じて面白くない試合をしてしまった。
団体戦って難しい。面白いと言えば面白いんだけど、常に圧迫されるような息苦しさがあって、僕の場合そのせいで試合内容がたいていつまらないものになる。高校時代からそうで、未だに抜け出せない。更に大将のポジションも苦手だわ…。何はともあれ、今回のは非公式戦であると少しだけポジティブに捉え、本番でどう戦うのかを考えていきたい。

自分のせいで決勝戦に負けたチームに対する申し訳なさと、試合が上手くいかない落ち込みを抱えたまま、帰りの新幹線に乗り込んだ。表彰式を終え、すでに17時過ぎ。品川に着いたのは21時頃。それから荷解きをして洗濯をして夜ご飯を食べて、次の日の準備をする余裕ができたのは24時になる頃だった。
次の日、3月28日は慶應義塾大学大学院卒業式である。やれやれ、テンション上がんないな~とタメ息を付きながら目覚まし時計を8時にセットし、目を瞑ったのは深夜1時であった。

更新:2016-03-31
慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳