第118回:語学学校の選び方

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 こんにちは。今週は最高気温27度という日がありました。寒いなーと思っていたら、いきなり夏が来た感じです。春はいずこ……?寒暖の差が激しいせいか風邪をひいてしまいました。やれやれ。

 さて、今回は語学学校についてです。仏語やケベックに限定せず、英語学習のために短期留学を考えている人の役に立てば嬉しいです。

留学期間

 私はマンチェスターに2週間、ケベックに8週間、ホームステイ付きの語学学校経験をしています。ケベックは今週でちょうど1ヶ月目です。なぜ2ヶ月かというと、マンチェスターの2週間はあまりに短く、学校や新生活に慣れる頃にはもう帰国日だったからです。私は新しい環境、文化、土地、人に慣れるのに2-4週間かかります。中には数日で街に馴染み、友人も多くできる人もいるので、個人差は大きいですが。自分の性格や適応力を鑑みた上で留学期間を設定したいところです。

選び方

 学校はインターネットで検索して口コミ、評判の良い学校を選びました。ケベックシティには語学学校が少なく、比較しやすかったのですがモントリオール、トロント、バンクーバーの大都市では数多くの語学学校が存在します。根気よく探すか仲介業者に聞く、もしくは留学経験のある友人知人に聞くのがいいと思います。授業の質、設備、料金、生徒数、国籍などは抑えておきたいポイントです。自分のニーズに合う学校を選ぶようにしましょう。

設備/地域

 設備には、パソコン、ラウンジ、教室の広さや数、TVなどを含みます。私が一番重要だと思うのはラウンジです。大体、ラウンジで新しい友人ができたり、一緒にご飯を食べたり、話したりすることができます。私の学校にはラウンジがありませんが、生徒数が20人と小規模なので友人はできやすい環境だと思います。生徒数も大切です。例えば、個人レッスンや少人数グループの方が普通は高くなりがちですが、田舎に行けば行くほど少人数できめ細かな授業が受けられます。ケベックシティは小さい街で、モントリオールに比べるとナイトクラブやバーが少なく、若い人がわざわざやってくる場所ではありません。しかし、そのためか語学学校に人は少なく、クラスは3-5人ほどです。教授も優しいので、こんなことが学びたい、と言えば要望に応えてくれます。

学校の特徴/授業の質

 学校によって焦点をあてるスキルが異なるので、そこも抑えておきたいポイントです。例えば、私の学校では文法事項にはあまり触れませんが、そのかわり会話中心でコミュニケーションに焦点を当てています。他の学校では、文法事項だったりリーディングスキルに集中している学校もあるので、自分がどの分野を一番伸ばしたいかを見極め、その上で学校を決めることが大切です。

アクティビティー

 最後に私が一番重要だと思うのは、アクティビティーが充実しているか否かです。アクティビティーの種類は学校や地域によりますが(観光地なら観光地巡りだったり、自然が多いところならスポーツだったり)授業後に学校が数多くのアクティビティーを設けてくれていると、友人が非常につくりやすくなります。残念ながら、私が現在通っている語学学校には週に一度しかアクティビティーがなく、毎週木曜日に5 a 7(サンカセット)という夕方5時から7時のハッピーアワーにバーでお酒を飲む、というアクティビティーしかありません。人によって7時で帰る人もいれば、帰宅はシンデレラの時間を過ぎてから、という人も珍しくありません。お酒がはいるので仲良くなりやすく、毎週新しい生徒が来るので楽しいです。でも、もし規模の大きな学校なら、アクティビティーを積極的に設けている学校をお勧めします。

 ということで、私なりの語学学校の選び方のポイントを説明してみました。とにかく、季節や地域によって学校の数や特徴が異なるので、よく学校のレビューを読んでから選ぶことをお勧めします。では、また来週!

更新:2011/06/04
早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾