第132回:コミュニケーション力
こんにちは。最高気温が30℃の日でも体感温度が以前程暑くない気がします。夜には、虫の音が聞こえ秋へと移っていますね。
先週私はインターンシップに参加していました。詳細は書けないのですが、インターンを通じて私が感じたことを書きたいと思います。結論から言うと、最高のインターンでした。参加して本当に良かった。私は言語学が専攻なので全くビジネスの勉強をしたことがありません。『もしドラ』を読んだ程度です。経営の基礎もままならなかったのでチームにとってお荷物になってしまうのでは、と懸念していましたが、みんな良い人ばかりでとても居心地のよいチームでした。でも売上高を伸ばすという課題をグループでおこなうのですが、視察から数値計算、プレゼンの作成まで試行錯誤。始発にのってチームミーティングというタフなこともしました。
今回一番驚いたのは、参加している人のコミュニケーション能力の高さです。みんな打ち解けるのが早く、一週間近くのインターンシップで最後にはお互い冗談をとばしあっている姿が印象的でした。コミュニケーション能力という言葉自体が漠然としていてうまく定義付けできなかったのですが、インターンで思ったのは様々な形でコミュニケーションに長けている人がいるということです。冗談を飛ばして場を盛り上げる人もいれば、話をしっかりと聞いてどの話にも真摯に対応する人、口数は多くないがよく笑って反応する人など十人十色です。おしゃべりな人=コミュニケーション能力が高い、というわけではありません。話をしっかりと聞くのもコミュニケーションの一部です。
中でもすごいなぁと感心したのが、どの人に対しても同じ態度でいる人。大抵の人は最初に大人しめだったりすることが多いと思うのですが、その人は最初から元気よく明るく挨拶をしていました。また、人事部の人だろうが同じグループの人だろうが初めて話す人だろうが、みんな同じ態度で接していました。これって、そう簡単にはできないですよね。私もそんなふうになれたら、と思いつつ21年間形成してきた自分の性格はすぐには変えられません。私は私なりのコミュニケーション能力を伸ばす必要性がありそうです。
早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾