第136回:秋学期の始まり

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 こんにちは。とうとう授業が始まりました。5ヶ月間の夏休みという私の人生史上最長の休みは終わって、これからはサークルと課題中心の生活に戻っていきそうです。

 今学期一番楽しみにしていた授業が「きもの学」で染め物から着付けや着物の歴史まで学べるのですが、残念ながら選外になってしまいました。選外になってしまうほど人気なんですね。他にもドラえもんの道具研究をする授業が人気だったようです。どこでもドアとかあったら最高ですよね。これらの授業はオープン科目といって、国際教養学部が提供している授業ではないのでどの学部でも学年でも履修が可能です。ちなみに、他学部の授業でも聴講可能な授業もあります。私は今期初めて文学部のフランス語の授業を履修することにしました。他学部の雰囲気がわからないのでかなり緊張していたのですが、物腰柔らかな素敵なフランス人の先生だったので一安心。いつも国際教養学部の授業ばかり取っていたので、他学部の授業の違う雰囲気を味わうのはなかなか新鮮で楽しいです。

 学部によってキャンパスや授業の雰囲気がだいぶ異なるもので、国際教養学部ではいい意味でも悪い意味でも自分の意見を明確に述べる人が多いです。教授は、日本人学生は自分の意見をはっきりと伝えない傾向にあるからもっと表現しなさいと口を酸っぱくして言います。そのせいか、シャイな人も頑張って自分の意見を授業中に発言します。自分のことをどんどん表現していくことに慣れるのは大変ですが、慣れてしまうと逆に自分の意見を強く押しすぎないように気をつけなければいけません。特に日本は空気を読んで相手の気持ちを汲み取っていくことを美とする文化なので、バランスを取ることが大事だと授業で感じました。

 まだ始まって一週間。履修している授業の詳細については何とも言えませんが、久々に留学から帰ってきた友人たちに会えて楽しい時を過ごすことができました。

更新:2011-10-01
早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾