第161回:付加価値をつける

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 こんにちは。昼間はだいぶ暖かくなってきましたね。外を歩くのが楽しい季節になってきました。就職活動のおかげで、東京都内の土地勘が少しずつついてきました。

 さて、授業登録も終えて、4月からいよいよ大学が始まります。今までの春休みとは全然違う、毎日忙しい春休みを過ごしてきました。正直、もう大学が始まる時期か、と驚いています。就職活動は面接が始まり、いよいよ佳境に入っていきます。今まで様々な会社の説明会に足を運びましたが、面白いなと感じたのは付加価値の重要性です。価格競争では新興国に負けてしまうため、日本ならではの技術やサービスで新たな付加価値を商品につけ、差別化をはかるという傾向に現在あります。

 この「付加価値の大切さ」は、授業で扱った『ハイ・コンセプト』という本にも書いてありました。その本の中で、著者は共感や物語がこれからのキーワードだ、と言っています。環境に優しい商品やニーズに合った商品には、「そうそう、そういうのが欲しかったの!」と消費者が感じるようになります。付加価値付けには、素早くニーズをキャッチするための洞察力が必要になってきます。社会に出るためには、コミュニケーション能力、論理性に加え、洞察力など多くの能力が必要なんだなぁと感じています。一朝一夕には身につかない能力であるため、足りない能力は今から、そして社会に出てからゆっくりと着実につけていくしかないのかな。難しいですね。

更新:2012-03-24
早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾