第176回:箱根の列車
こんにちは。先週末は箱根へ行ってきました!行って驚いたのですが、この時期は紫陽花がとても綺麗に咲いています。青や紫以外にも白やピンク色のカラフルな紫陽花が線路脇に咲いていて、とても綺麗でした。
箱根で面白かったことの一つに、列車があります。残念ながら鉄子のように鉄道に詳しいわけではないのですが、江の電などのローカルな可愛らしい電車が好きです。箱根登山電車は、全3両ほどの小さな列車でのんびりと箱根の山を登って行きます。景色の美しさはさることながら、車掌さんのアナウンスが最高でした。うんちくを交えながら観光スポットや絶景スポットをアナウンスしてくれます。例えば、列車が箱根駅伝と同じ区間を走っている時、電車よりも駅伝選手の方が速く走ること(すごい速さですよね!)や、温泉小学校という名の残念ながら廃校されてしまった小学校では先生と生徒が温泉に入る時間が設けられていたことなど。うんちくを面白おかしく説明してくれました。
最近はNHKのアナウンサーでも前よりずっと個性が出てきている気がします。オヤジギャグを言うアナウンサーやつっこみを入れるアナウンサーなど、カジュアルな感じを受けます。それと同じ感覚をこの箱根の列車で感じました。個性を活かして、お客さんを楽しませようという心意気です。以前YouTubeで見かけたニュージーランドの航空会社の飛行機で、ラップでアナウンスをしているCAがのっていました。その時は日本でこんなことしたら怒られちゃいそうだな、と思ったのですが、日本でも個性をいかしてエンターテインメント性を加えている人がいるんだなと、列車のアナウンスで思いました。こういった個性を出して楽しませよう、という人が増えたら、乗り物に乗ったりTVを見たりするのがもっと楽しくなりそうですよね。
もし箱根に行った際は、機械的なアナウンスではなく、個性溢れる温かみのあるアナウンスが聞けるのでぜひ登山電車も楽しんでくださいね。
早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾