第182回:こだわりの空間
こんにちは。近頃、以前よりもtwitterの活用方法が上手くなってきた気がします。今回は、tiwtterを活用できるようになって感じたことについて書きたいと思います。
Twitterでは有名人や友人のアカウントを通して、相手の「つぶやき」を見ることができるSNSです。最近は企業などのアカウントも増えていて、必ずしも個人を表すアカウントだけではないのも特徴です。私は最近、気になる雑誌や有名人をフォローして、興味のある分野の情報を上手く収集できるようになってきました。情報があふれている世の中で、全ての情報をスキャンして自分の中に取り入れていくことは不可能です。自分の興味のあることに関した情報や必要だと思われる情報だけをうまく集めて、その中で自分に必要かどうかを仕分けることが大事になります。SNSをうまく使えるかどうかはこの仕分けや取捨選択の大切な鍵なんだ、と効率よく活用できるようになってから感じました。
現代は消費者のニーズが多様化していると言われています。大量生産でみんなが好むもの、ではなく、一人一人のこだわりや想いに沿った商品を展開していく傾向にあります。そんな中で、自分のこだわりや興味の多様化を促進させていることの一つにtwitterがあると思います。自分の好きなものだけを取捨選択することができる。自分の好みのものだけで飾られた空間をつくりあげることができる。それは時には自分の世界だけにとじこもってしまうことに繋がりますが、居心地のよい空間となります。この居心地のよい空間を発展させたものが現実世界におけるこだわりの空間です。例えば、ブックカフェや猫カフェなど。ブックカフェでも、店に寄っては文豪の作品のみ扱っていたり、旅の本だけを扱っていたり、と幅広い客層というよりはある特定の興味を持っているごく一部の人に向けた空間となっています。最近新たに知って、面白いな!と感じたのは、文房具好きのためのカフェです。ブックカフェは想像がつくものの、文房具の方についてはどのような感じか想像がつきません。店内には多様なメーカーの文房具が並び、実際に手に取って使うこともできるようなので文房具好きの人には楽しいひとときをもたらす空間に間違いないと思います。現実世界にもバーチャルな世界にも、どんどん、好きなことを楽しめる場所が増えてきていますね。
早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾