第189回:駅と大学
こんにちは。最近は朝晩がぐっと冷えますね。風邪をひかないように気をつけてください。今キャンパス内には、早稲田祭や留学の看板が目立っています。ちょうど留学に応募する時期なんですね。3年前には私もこんな風に相談に行ったり、どこに応募しようか迷っていたことを思い出しました。
さて今回は先学期履修していた、東京の都市計画に関する授業についてです。その授業でのリサーチが面白かったので、ぜひ紹介したいと思います。早稲田生の間でよく使われる言葉で「馬場歩き」という言葉があります。この馬場歩き。高田馬場の駅⇔大学間の道(主に早稲田通り)を歩くことを指します。でも馬場歩き、と言っても人によっては定義が違うみたいです。例えば、ある人は高田馬場駅から大学までのことを馬場歩き、と呼ぶのに対して、大学から駅までのことを指す人もいます。ちなみに私は駅と大学どちらに行くにしても、早稲田通りを歩くことを馬場歩きと呼んでいました。
リサーチでは馬場歩きをする学生に、早稲田通りの印象を聞きました。学生によってイメージは異なっているのですが、多かったのは飲食店が多く、賑やか、ということです。特にラーメン屋や安い食堂が多いと感じているようです。実際、高田馬場はラーメン激戦区と呼ばれているので多くのラーメン屋が早稲田通りで営業しています。その他には古本屋が多くあります。面白いのは、高田馬場駅の方が歓楽街のイメージが強く、大学に近づくほどに古本屋が増えてアカデミックな雰囲気が強くなるという意見でした。確かに、駅の近くには服屋やチェーンのカフェが多いのに対して、大学の方は個人経営のカフェや古本屋が多くなります。早稲田の学生が感じる早稲田の街。学園祭で訪れるときなど早稲田通りを歩く機会があったら、是非駅と大学付近での異なる街の雰囲気も楽しんでみてください。
早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾