第190回:英語と経験値
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こんにちは。来週末には秋の早慶戦(野球)があります。最後の早慶戦の翌週には、早稲田祭があります。イベントが目白押しです。
さて、今回は卒業論文で調べていることについて書きたいと思います。文献を読んでいるうちに、面白い発見がいくつかありました。前回も少し紹介しましたが、私のテーマは人がコミュニケーションをとりたいという意欲についてです。留学前と後でコミュニケーションへの意欲に変化があるかを調べています。留学中にはいいことばかりでなく、悔しい想いをすることもあります。例えば、英語を使ってコミュニケーションをとることで新たな友人を増やすことができるかもしれません。もしくは、英語を使って人に話しかけたのに、理解してもらえなかったり、日本語で返事が返ってきたら悲しいですよね。こういったネガティブな経験を多く体験すると、だんだんと「あーもう英語使うの嫌だな」と思ってしまいそうです。ところがあるリサーチによると、実はポジティブな経験だけじゃなく、ネガティブな経験も英語を学ぶモチベーションを高めることに繋がっている、という結果が出ています。みなさんはどうでしょうか。英語の必要性を感じている人は、ネガティブな経験でも「もっと頑張らなくちゃ」と思うのかもしれませんね。
ネガティブであれ、ポジティブであれ、英語を使って様々な経験をすること。そしてできるだけ英語を使用して、触れる時間を増やすことで英語力だけでなく、英語を使ってコミュニケーションをはかりたいという意欲も増えていきます。机上の勉強だけでなく、実際に使って良くも悪くも多くの経験をすることが英語を使いたくなる秘訣のようです。
更新:2012-10-27
早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾
早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾