第202回:「思い出として」じゃない写真

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 こんにちは。正月休みも終わり、今週から授業が再開しました。正月ボケがしばらく続いていましたが、やっと戻ったところです。現在は春休みの予定を立てるべく、インターネットでいろいろと地名やら航空券やらを調べています。どこに行こうか考えてる瞬間ってすごく楽しいですよね。今のところ、タイやヨーロッパに行くことにしています。それでも訪れてみたい地域がたくさんあって、迷い中……。昨年の夏に行ったベトナムでは東南アジアの活気や食べ物のおいしさを知れて楽しかったので、タイも同じような素敵な旅にしたいな。タイとベトナムの文化の違いはいまいちわからないので、そんな比較もできたらきっと楽しいですよね。
 そういえば、先日渋谷ヒカリエで行われている蜷川実花さんの写真展へ行ってきました。演出家の蜷川幸雄さんの娘であり、写真だけでなく映画監督としても高い評価を受けている方です。写真展と言っても、10点ほどが飾ってある無料の小さな展示会です。それでも、無料でこんな写真が見れるんだ、と感動してしまうくらい綺麗な写真ばかりです。カラフルで独特な色彩感覚で撮られた写真はどれも見ていると、自然の中ってこんなにたくさんの色があるんだっけ?と思わされます。蜷川さんは写真は撮ったら終わり、じゃなくて現像する楽しみがある、と以前インタビューで語られていました。私はカメラに詳しくはまったくないですが、こんなカラフルに美しく撮れたらさぞかし気持ちいいだろうなと思います。そして撮り終わってからも現像の仕方で雰囲気が変わるなんて、何度も楽しめて素敵ですね。
 写真を撮るときって思い出に残したいとき(例えば旅行など)しか撮らないのですが、日常の中の花や動物などをズームして撮るだけで普段見るのとは全く違うものになるなんてすごいです。私も卒業旅行に行ったときは思い出としての写真だけでなく、普段撮らないような写真も撮ってみたいなぁと思いました。

更新:2013-01-12
早稲田大学 国際教養学部(SILS) 小林 綾