メンター略歴
高槻高等学校出身
慶應義塾大学 総合政策学部 在学
自己アピール
私は中高一貫校に通っていてこともあり、大学選びを中学2年生の夏休みから始めました。全国の大学に訪れましたが、どうしてもピンとくる学校に出会えていませんでした。しかし、今在学している慶應SFC だけは「ここで勉強したい」と漠然と思い始めることとなりました。それは、どんどんエスカレートして、どうしてもSFCがいいと意固地になるほどでした。
以来、SFCの入試説明会でAO入試の存在を知りました。学力だけではなくて、自分で問題を見つけ、解決することが必要とされていると知り、これは、社会に出てからでも通用すると考えました。そのため、中学3年から勉学や部活動以外にもとにかく取り組んでみようと模索していました。
中学では、ボランティア活動を企画したりアメリカへ留学に行ったりして視座を広げました。また、それらの中で活動の中で人々の健康や教育に関心を持ったため、高校では、主に健康や教育に関する研究やプロジェクトを行なっていました。それらの活動の中で何百人もの人にインタビューをしたり、専門家の先生に協力を仰ぎ、実際に課題解決のための企画を立てたりしました。
具体的には、パラオ共和国における肥満問題を体育教育から解決する研究を行ったり(2020年SGH ・WWL全国高校生フォーラムにて生徒投票賞を獲得)、発達障害をテーマとした活動を行ったりしてました。(inochi Gakusei innovator’s Project関西にて優秀賞を獲得)
これだけ聞くと、様々なことに挑戦し、まさにAOにうってつけの人であるかのように感じるかもしれません。しかし、いろいろなところに興味が散らばっている分、最後まで「自分は何がしたいのか」と悩みに悩み、締め切りギリギリまで錯綜していました。上記の実績も全てのことがうまくいっているように見えますが、この何倍の数も失敗したり、検討外れなことをしたりしたこともありました。
そのような中で、私の長所といえるのは、限られた準備時間の中で何とか考えを整理して、もがき続け、成果を上げることができるということです。
受験準備中、不安になることはたくさんあります。だからこそ、最後まで走り切ることがとても大切です。授業やメンタリングを通して、そのサポートを精一杯出来ればと思っています。
総合型選抜(AO入試・推薦入試)で受験する方へのアドバイス
受験は、自分がやっていることが本当に正しいのか、不安になることがあると思います。私もそのような気持ちに何度もなりました。以下、私がそのような時に恩師から教えてもらったことを記します。
●教えてもらったこと
「負けず嫌いの人」には二つのタイプがある。
一つ目は、自分より格下の相手ばかりを選び、「負ける」という結果が生み出されないような環境を作ろうとする人。
二つ目は、自分より格上の相手に果敢に臨み続け、一つひとつの戦いのために技を磨き、「負ける」という可能性を最小限にしようと努力する人。
同じ、「負けるのが嫌い」という意味だが、二つの人の姿勢には大きな違いがある。これらの人が競争した時、途中は前者の方が有利かもしれないが、最後の最後に成長し、栄冠を掴み取るのは後者だ。
以上
総合選抜型入試は、これに共通することが多いと思います。この場合、格上の相手は、他の出願者かもしれませんし、未来の自分かもしれません。だからこそ、自分自身のやりたいことをしっかりと見つめ、提出資料に織り込んでいくことが本当に大切だと思います。
ちなみに私は、「自分のやりたいこと」を見つけるのにとても苦労しました。また、AO入試では、「なぜこの研究をこの大学でやらないといけないのか」と「なぜ」を問うことが多いので、それにも悩みました。しかし、この「なぜ」に対する自分なりの答えを導き出す過程において「あ、なんだか面白そう」と思えたら徐々に気持ちが上がり、受験合格のゴールに辿り着くと思います。
走り抜く受験生のサポートをできるよう、精一杯頑張ります。