Ⅰ期不合格もⅡ期再チャレンジで慶應SFC環境情報にAO入試で合格
Science Fictionとでも言うくらい『空想』にすぎなかったことを現実的な側面に照らして一緒に考えてもらえたのはとてもよかったと思っています
東京都私立創価高校 慶應義塾大学環境情報学部 AO入試 4月II期 A方式 合格 |
出願書類の作成について
洋々:
まずは慶應義塾大学環境情報学部を目指したきっかけを教えてください。
中園さん:
もともと私大文系、特に文学部の一般受験を考えていました。高3になってSFの本をよく読むようになり、また哲学に興味をもっていたこともあり、複雑系、システム生物学、さらに宇宙物理学という分野にまで興味を持つようになりました。そういった勉強をするためには理工学部がいいかも、と思いましたが、受験勉強は英語、国語、世界史の3教科だけしかしていなかったので、どうしようかな、と思っていた折に、環境情報学部に目を付けて、志望するに至りました。
志望理由書はどのように用意されましたか?
文章を書くのは苦にならないのでまず20,000字くらい書きました。そこからいろいろな人に読んでもらい印象に残った部分を指摘してもらいながら、2,000字に圧縮していく作業をしました。I期は書類で不合格だったのですが、II期もほとんど変えずに提出しました。II期のときに変えたのは、志望理由書の表現を少しだけキャッチーにしたのと字を丁寧に書いたくらいでしょうか。たとえば、「SFCで学びたいこと」を「SFCという集合知性でやりたいこと」に変えたりしました。どうしてI期で落ちてII期で通ったのかは正直わかりませんが、I期とII期とで、評価する人が違ったのかもしれません。
洋々でのサポートはとてもためになりました。洋々のサポートのおかげで自分の本当にやりたいこととSFCで実際にできることを上手く調整して書くことができました。Science Fictionとでも言うくらい「空想」にすぎなかったことを現実的な側面に照らして一緒に考えてもらえたのはとてもよかったと思っています。
面接の対策、準備について
面接の準備はどのようにされましたか?
I期は書類選考不合格で、II期もほとんど書類を変更せずに提出したので、あまり合格するとは思っていず、合格発表も見ませんでした。封筒が届いて一応見ておこうと思って見たら書類選考に合格していたのでとても驚きました。その時はすでに面接まであと4日とかだったので、面接の準備はほとんど何もできませんでした。洋々にメールでアドバイスをもらったのと1時間くらいだけ、学校の先生と志望理由書の内容について話をした程度です。準備する時間がなかったのでプレゼンテーションもしないことにしました。
実際の面接はどうでしたか?
プレゼンの準備はしていなかったのですが、はじめに5、6分で志望動機、SFCでやりたいこと、将来のプランについて話すように言われました。これは全員に対して課しているとおっしゃっていました。どうせ5、6分でそういったことを話すのならば、プレゼンを準備しておけばよかったと思いました。面接では結構厳しいことを言われました。「意味ないよ」とか「そんなの作る必要ないよ」とか「そんなの出来やしない」とか、言われたりしました。一番ひどかったのは、「君は話さなくていいから、感想だけ言うと無理だと思う」と言われたことです。面接で話さなくてもいいっていうのがあるのか、と(笑)。さすがにこのときは「そうですか」と言うしかなかったですが、他の質問の時は、反抗心むき出しで、食い下がるようにたくさん話しました。意味のわからない質問もあったのですが、なるべくこっちのわかる話をしようと、「そういうことも含めて、僕が考えているのは・・・」といった感じでとにかくたくさん話しました。話の中心は志望理由書にも書いた相関関係のデバイスについてでした。終わった時は絶対落ちた、と思いました。面接官の方も皆さんすごく冷たかったので(苦笑)。発表までの二日間はずっと一般入試向けの勉強をしていました。合格を知った時は意外な感じがしてびっくりしました。
洋々について
洋々はどのように知りましたか?
ネットでAO入試、SFCで検索すると洋々が一番上に出てきて、それで知りました。洋々のサイトに載っている体験談も読んで、ここは役に立ちそうだと思い、AO入試抜きでも行ってみて話してみてもいいかな、と思い、説明会に参加しました。
洋々のサポートはどうでしたか?改善点は?
自分の中でひとくせあるところ、自分が興味をもっているけど普段の日常会話ではほとんど話さないようなところを話しても、きちんと理解してもらえるだけでなく、それについてさらに考えを深めていけるようなアドバイスをもらえるところは、やはりすごい人材を集めているんだなと思いました。
今後、AO入試を目指す学生に、洋々を勧めますか?
洋々まで片道3時間以内なら文句なしに勧めます。
これからの受験生へのメッセージ
最後に今後のAO入試を受ける受験生へのアドバイスをお願いします。
受験勉強のムードに流されるな、ということを言いたいです。夏休みとか、周りが1日10時間とか受験勉強をしている中で、僕はAO入試のために受験とは関係のない本を読んでいました。焦りもありますが、そこで腹を括って、しっかりAO入試の準備をしたことが合格につながったと思います。AO入試を受けるなら、AO入試のためにたっぷり時間を割いた方がよいと思います。中には、AO入試は博打で、かけた時間は関係ないという人もいますが、僕は、AO入試も時間をかけたらそれだけ合格の確率が上がるものだと思います。面接会場で話した人の中には、高校1年の頃からAO入試を考えていた、という人も結構いました。高校1年の頃から準備をしていたらだいぶ違うと思います。
どうも有り難うございました。中園さんの今後のご活躍を、洋々のスタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。