首都圏外から洋々のサポートをフル活用。自分の全てをぶつけてSFC 9月入試に合格
「出願書類、面接、プレゼンの準備を進める中で、洋々で幾度となくディスカッションを繰り返したことを通じて、新しい自分を発見することができたような気がします」
H.O.さん
岐阜県立 関高校
慶應義塾大学総合政策学部 AO入試9月入学A方式 合格
AO入試を志したきっかけ
私がAO入試を考え始めたのは受験が終わり、浪人することを決意した3月の半ばごろでした。私は現役のころ国公立を目指していたのですが、受験直前になって志望を慶應大学に変えました。慶應の文系学部のほとんどを受験しましたが、準備が不十分だったこともあり結果は全敗でした。
しかし、受験してみて私はそれまで全く興味のなかった慶應の総合政策学部に強く魅力を感じるようになり、絶対ここに入りたいと思うようになったのです。浪人してSFCを目指すことを決意し、慶應のホームページを調べていたとき、私はAO入試の9月入学制度というものを知りました。特にアピールできるようなものも私にはありませんでしたが、少しでも早くSFCで勉強できるならと思い、AO入試にチャレンジすることに決めました。
合格に至るまでの準備
私はAO入試を考え始めるのとほぼ同時に洋々での受講を決め、最初から最後まで準備は全て洋々と一緒に進めました。
浪人を決めてからすぐに準備をはじめましたが、出願ギリギリまで時間を使ったので、結局完成までには3か月かかりました。限られた字数の中でできるだけ自分の考えを伝えられるように、主張を分かりやすくしたり、論理が飛躍しないようにしたり、表現を工夫しました。主張が見えにくくなるのを防ぐために、一般論や知識はなるべく避けて、自分が何をしたいのかを全面に押し出すように心がけました。
2次の準備では、志望理由書を作成した時に調べた資料を読み返し、自分が掲げる問題の定義をはっきりさせることに力を注ぎました。洋々の面接対策で聞かれた質問をもう一度母にしてもらって答える練習もしていました。また、もしかしたら時事問題も聞かれるかもしれないと思い、新聞も毎日読むようにしていました。洋々のプロからアドバイスをいただきながら練習したことで、自信をつけることができました。
二次選考本番
分かりやすい言葉を使い、「心で訴えかける」ことを心がけました。また、面接官の方が退屈しないように強弱をつけて楽しそうに笑顔でやることも意識しました。
続く面接では、私の志望理由書のテーマを徹底的に掘り下げられました。質疑の際には、「ちゃんと質問に対する答えになっているか」を考え、なるべく筋が通るように答えることを心がけました。その時も、「この質問にはこの答え」というように暗記したものを答えるのではなく、その場で自分の持つ考えをふくらませて答えることを意識しました。
想定していなかった質問もいくつかありましたが、その場でよく考えて、ゆっくりと面接官の先生の目を見ながら自分の考えを話したら納得していただけたようでした。すぐに答えることが難しい質問でも、その場でよく考えて自分の考えを絞りだせば、面接官の方はしっかり耳を傾けてくださいました。
それでもどうしても答えられない質問については、「まだそこまで考えが及んでいなかったので、大学に入ったら考えていきたい」と率直に答えました。また、洋々の面接対策で聞かれた質問と全く同じこともいくつか聞かれましたが、それらについては練習した通りに答えることが出来たと思います。
洋々について
私は洋々にお世話にならなかったら絶対に合格できなかったと思います。もし私の中にSFCに興味を持ってもらえるようなものが元々あったのだとしても、それを自分の力だけでアピールしていくことは難しかったと思います。だから洋々で行ったディスカッションは、自分を見つめ直し、それを伝わる形にする上でとても有意義なものでした。
志望理由書のテーマは、洋々が私の心の奥底にあったものを、ディスカッションを通して掘り起こしてくれたからこそ設定することができたのだと思っています。また、文章を書くことが大の苦手だった私でも2,000字の志望理由書を書けたのは、段落ごとに書く内容を決め、書いたものにまた細かなフィードバックを貰う、というやり取りをメンターの方と繰り返し行えたことが大きかったと思います。そして、プレゼンの資料を作るときも、どのような内容にするか私がとても悩んでいたときに、洋々のプロは一瞬で頭の中がまとまるようなアドバイスをくださいました。
他にもサポートの後に元気が出るメールをくださったり、切羽詰まったときに電話で相談に乗ってくださったりと、洋々は本当に頼もしい存在でした。私は首都圏から離れた所に住んでいたため、毎回教室に通うことは出来ませんでしたが、出願書類、面接、プレゼンの準備を進める中で、洋々のプロやメンターとTV電話を通して幾度となくディスカッションを繰り返したことを通じて、新しい自分を発見することができたような気がします。
これからAO入試を目指す方に向けて
AO入試は、私にとって今までで最も困難なことへの挑戦でした。頭がパンクしそうになり、現実逃避することも何度もありましたし、一般入試の方が自分には合っているのではないかと思ったこともありました。しかし、今までに経験したことのないことにチャレンジしたことで、視野が広がり、自分が何をやりたいのかに気づくことができました。
苦手だった文章を書くということがそんなにためらわれないようになったし、自分の考えを深く掘り下げ、アウトプットすることができるようになったと思います。また、心の奥底に眠っていた自分のやりたいことに気付くことが出来ましたし、過去の自分を見つめ直すいいきっかけにもなりました。
AO入試は、一般入試とは「全く別物」と言ってもいいものなので、両立は楽なことではないかもしれません。しかし、AO入試に挑戦することは大学に入学できるかどうかに留まらず、将来の自分のためになるものだと思います。ですから、AO入試に少しでも興味を持ったなら、そしてどうしてもその大学に行きたいと思うのであれば、是非チャレンジしてほしいと思います。
また、私のように特に秀でているところがなくても合格することはできるので、実績がないからとあきらめずに、「SFCでこれがやりたいんだ!!」 という熱意をもって挑んでほしいです。そして、出願書類は限界を決めずに、最後の最後までよりいいものを求め続けていって下さい。頑張って下さい!