帰国生の方は、高校の第4Qが終わる6月上旬に日本に帰国し、そこから本格的な大学受験の準備を始めるのが一般的です。
しかし、早めに準備を始めることで選択の幅を大きく広げられます。帰国前にも始められる準備のうち、重要なものを以下にご紹介します。
情報収集
帰国生入試と同様、AO入試・推薦入試も課される科目は大学、学部によって様々です。慶應義塾大学のSFCのように、志望理由書他出願書類と面接のみで選考される大学もあります。あの大学を受けたいと思った時には、必要な科目の準備を全くしていなかったということにならないためにも、志望する大学・学部の入試制度について、早めの情報収集が成功のカギとなります。
「読む力」「書く力」の練成
帰国生の方の中には、日本語の文章を「読む力」、自分の考えを日本語で「書く力」から離れてしまった方も多くいます。
ですが、「読む力」及び「書く力」は一朝一夕に身につくものではありません。多くの帰国生入試で、何らかの形で日本語での表現を求められることを考えると、早いうちから「読む力」「書く力」を鍛えておくことが、帰国してからの大学受験の準備を大幅に楽にすることが可能です。
洋々では、本物の「読む力」「書く力」を鍛え抜くための、小論文講座を用意しています。洋々の小論文講座は、大手予備校のトップクラスの国語講師とビジネスの第一線で活躍する経営コンサルタントがタイアップして編纂された、他に類を見ない独自の内容となっています。これまでに、首都圏近郊の方はもちろん、首都圏外にお住まいの方や日本在住以外の方にもWebを活用しながらサポートし、好評を博してきました。
一足早く、本物の「読む力」「書く力」を手に入れる―洋々が提案する、帰国生の方の新しい受験スタイルです。
自己分析と目標設定
そして何よりもやっておくべきなのは、「自己分析と目標設定」です。
受験が間近に迫ってくると、とにかく目の前の受験を乗り切ることに意識を集中させるため、そもそも自分が何のために大学に行くのか、ということをじっくりと考える余裕をなかなか持てないものです。大学受験までまだ時間がある帰国前の段階で、将来何がしたいのか、自分はこれまでに何をしてきたのか、将来したいことの実現のために何が必要なのか、といったことを考えておきたいものです。
こうした作業を進めるのは楽しいことでもありますが、同時に自分一人で進めるのは難しいことでもあります。その意味でも、洋々では、帰国生の方が海外にいながらにして、自律的にこうした作業を繰り返すことができるようになることを目指し、Webやメールを活用したサポートプランを用意しています。