AOの失敗をバネに一般入試で『リベンジ』。SFC総合政策一般入試合格
徐々に力がついていくのが実感できて、毎週、横浜に来るのが楽しみでした
上智短期大学 英語科 卒業見込 慶應義塾大学総合政策学部 一般入試 合格 |
洋々:
このたびは慶應義塾大学総合政策学部への合格、おめでとうございます。まずは合格の瞬間について教えてください。
自室で一人、携帯電話で確認しました。受験番号を入力して、「あっ、受かってるー」って(笑)。
現在、上智短大に在学されていますが、SFCに入りなおそうと考えた理由を教えてください。
短大で2年英語を学んで、英語はもういいかな、と。以前からアートについて多面的に学びたいという希望があって、それに最も合致するのがSFCでした。
いつから対策を始められましたか?
AOも一般も、本格的に対策を始めたのは、9月に洋々に入会してからです。まずは、4月Ⅱ期のAOに出願するために、9月と10月の2か月間で、PサポートとMサポートを数回ずつ受けました。それから、一般入試の対策として、10月から、小論文の日曜グループレッスンも受け始めました。
だいたい週一回のペースで来校されていましたが、通学は大変ではありませんでしたか?
自宅から横浜校まで、片道で一時間ぐらいですが、電車の中でやることが多かったので、苦にはなりませんでした。行きの電車の中で宿題にさらに手を加えてみたり、帰りの電車ではサポートで貰ったアドバイスを整理してみたり。とても充実していたと思います。
AOは、書類の不備で残念な結果になってしまいました。
志望理由書は、我ながらなかなかいいものが書けたと思っていました。プロの方にも、メンターの方にも、小論文の先生にも、これはいけるのではないかという評価をいただいていました。それなのに、うっかり調査書を入れ損ねてしまったんです。締め切り後に気付いて、慌てて湘南台まで持って行ったんですが、受理してもらえませんでした。帰りの電車ではさすがにかなり凹みましたが、これまでの失敗を思い起こすうちに、まあ、なんとかなるかな、と。既に小論文の対策も始めていたので、一般入試で行けばいいと、切り替えることができました。
洋々の小論文指導はいかがでしたか。まずは、日曜グループレッスンを担当したエキスパートについて教えてください。
以前、他の予備校で小論文を習ったこともあったのですが、その頃は、褒められても、けなされても、なぜ良いのか、悪いのかがよくわからず、結局、一年経ってもほとんど書けるようにはなりませんでした。それが、洋々に来て、読解法、発想法、書き方、全てを根本から教えてもらったことで、ようやく安定した答案を作れるようになりました。とはいっても、毎回、ぼろくそに叩かれましたが(笑)。
設問条件の分析が甘い、段階的に論じられていない、具体例と抽象論が対応していない……。
その度にリライトを行い、次こそはツッコませないぞと、決意を新たにしていました。そうするなかで、徐々に力がついていくのが実感できて、毎週、横浜に来るのが楽しみでした。日常生活のレベルでも、ものの見方や考え方、話し方が変わったように思います。
日曜グループレッスンの終了後、スランプに陥ったことがあったのですが、そのときは個別指導を追加し、また叩いてもらうことで、なんとか復調することができました。本番では、問題用紙に授業で習ったフレームワークを書き出し、それに当てはめながら解答を作りました。
個別指導を担当したトレーナーはどうでしたか?
日曜グループレッスンではいろいろな学部の問題を使って、小論文の地力を上げてもらったのに対して、個別指導ではSFCの過去問に絞って、SFCに特化した対策をしてもらいました。メンターの方は現役のSFC生だったので、過去問の解説を通して、SFC好みの考え方や知識を伝授してもらいました。これは、答案の内容をより充実させるのに、非常に有効でした。
英語の対策は、自力で行ったのですか?
短大が英語科だったので、学校でTOEICを受けなければなりませんでした。これが、英語の基礎を作るのに役立ったみたいです。いきなりSFCの過去問を解いても、半分以上は取れるようにはなっていました。直前期はひたすら過去問を解き、あやふやな単語をリストアップして覚え、また解き直し……という作業を、満点が取れるようになるまで繰り返しました。
関西学院大学総合政策学部の編入試験もクリアされていますね。
英文のエッセイが2題と、小論文が2題でした。英語も小論文も、SFC受験を念頭に、さきほどお話ししたような対策を行っていたので、正直、あまり難しいとは思いませんでした。帰りの新幹線で小論文の答案を再現して、エキスパートの先生に見ていただいたんですが、「これなら受かっているでしょう」と。実際、受かっていました。
AO入試の対策は、一般入試に役立ちましたか?
とっても役立ちました。まず、SFCの一般入試の小論文は、SFCの学部特性をきちんと理解しているか、ということを問われるものが多いのです。AO入試の対策でSFCを深く知ることができたことは、SFCの小論文を解くときに、大きなプラスになりました。それに、AO入試の対策を通じて自分のやりたいことが明確になり、それにはSFCでの学びが不可欠だと気付きました。これは、一般入試の対策を行う中で、モチベーションを維持することにもつながりました。
洋々の後輩たちへのメッセージをお願いします。
AOの対策も一般の対策も、洋々の課題は厳しくて大変かもしれません。それでも、最低限、与えられた課題を確実にこなすこと、さらには、隙あらば+αをつけて返すぐらいの気迫を持つことが大切です。そうすれば、必ず合格できると思います。試験前夜、洋々で作成した小論文の答案を積み重ねてみて、その量の多さに驚きました。上の方、入会した頃の答案は×だらけでも、めくっていくと徐々に×が減っていくのを見て、すごく自信になりました。
有り難うございました。浅野さんの今後のご活躍を、洋々のスタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。