SGHやSDGs活動など自分が知らない分野に積極的に飛び込み、慶應法学部FIT入試AB両方式にダブル合格!
「AO入試は不安との闘いです。何が正解かがわかりません。でも忘れないでほしいのは『自信』です。今までの自分の経験を発揮して受けるものだから、自分を誇りに、自信をもって受けてほしいと思います。」
M.O.さん
東京都 国立東京学芸大学附属国際中等教育学校
慶應義塾大学 法学部法律学科 FIT入試A/B方式 合格
早稲田大学 政治経済学部 グローバル入試 合格
合格おめでとうございます!合格した今の気持ちを教えてください。
すごくほっとしています。合格発表が待ちきれず、「合格」という文字を見たとき、こころのなかで大喜びしたのを覚えています。
先に発表のあった早稲田大学に合格した時は、「ひとまず大学生になれるんだ…!」と安堵の気持ちが大きかったです。
その後に受けた本命の慶應は緊張の度合いが違いました。そのため受かったとわかった時は本当に嬉しかったです。短かったような、長かったような、不思議な気分です。
慶應義塾大学法学部を志望したきっかけを教えてください。
最初は「絶対に慶應義塾大学の法学部がいい!!」というわけではありませんでした。しかし、メンターやプロの方と話をしていく中で、慶應への思いが次第に強くなっていきました。自分が目指す将来と繋がっていて、幅広い学びから自分の視野を広げることのできる慶應義塾大学はとても魅力的だと思いました。
洋々のメンターはどんな指導をしてくれましたか。
サポートを通じて指導いただいた内容は本当に私の力になりました。最初は自分の書く志望理由書がぼんやりしていましたし、そもそもどこから始めるべきかもわかりませんでした。
洋々には高校2年生の1月に入会したのですが、その日以来、プロやメンターさんたちが親身になって指導してくださったので、最後は自信をもって挑むことが出来ました。
なぜFIT入試で受験しようと考えたのですか?
もともとAO入試で大学に行きたいという思いは持っていました。もちろん学業にも励んではいましたが、私がもつ学業以外の長所や活動も評価してもらえないかと思い、AO入試で受験しようと思いました。
高校時代はどんなことに取り組んできましたか?
私の高校は中高一貫校で、その間ずっと生徒会活動に取り組んできました。
また、障がい者の方を対象にしたボランティアをしたり、SGH(スーパーグローバルハイスクール)の活動で文部科学省をはじめとする省庁にインタビューをしたり、海外研修でフィリピン・香港に行きました。
通っていた学校が、生徒の活動に対してとても柔軟に対応してくれたので、振り返ってみると、いろいろな事に挑戦しやすい環境にいたんだな、と思います。
精力的に活動されていたんですね。M.O.さんのその原動力はどういった点にあるのですか。
私は今まで出会ったことのない新しい人と話すことがとにかく好きです。そういった人たちと出会って自分が知らなかったことに気づくことが好きなんです。ですが、人からたくさん刺激をもらうだけではなく、自分も周りに刺激を与えられる人になりたいなと思っています。
出願書類はいつ頃からどのように準備しましたか?
3~4月は志望理由書のテーマを決めて、書くために必要な材料を集めました。本格的に志望理由書を書き始めたのは5月からです。そして、6月終わりから7月にかけて、添付資料も同時並行で準備していきました。とにかく量が多くて大変でした。
早稲田大学の方は提出書類が少なかったので心配せずに進めることが出来ました。7月の頭に期末テストがあったのでその期間は推薦のことはせず、テストだけに集中しました。何に集中して作業をするかは常に考えていましたね。
2次選考に向けてどのような準備をしましたか?
小論文は洋々の講座を4月から月に1~2回のペースで受講していました。他にもグループディスカッションの対策をしたり、要約練習をしたり、GMと自己PRの対策をしました。常日頃から時事問題を見ることも意識していました。
一方で、面接はすこし自信があったので、プロやGMに軽く見てもらいはしましたが、この練習にはあまり時間をかけないようにしていました。志望理由書は何度も読んで、すんなりアウトプットができるまで親に聞いてもらったりもしていました。
洋々のサポートはいかがでしたか?
すごく手厚かったです。私の希望にそって時間を取ってくれて、志望理由書や面接など、いろいろな形のサポートをして頂きました。それに書類以外にも悩んでいることを相談することもでき、本当にお世話になったなと感謝の気持ちでいっぱいです。
特に印象に残っていることはありますか?
一番印象に残っているのはグループディスカッションの練習です。少人数だったため、指導してくださったプロの方は、私たち一人一人がどういう性格を持っていて、どういう役割についているのかなど、自分が気づかないことに気づいて、それに基づく的確なアドバイスをして頂きました。それは自分の中でとても鮮明に記憶しています。
本番当日はいかがでしたか?
●早稲田大学政治経済学部グローバル入試1次選考(論文審査)について
論文審査は受験番号が1番だったので、「1番として頑張らなきゃ」と気合が入りました。もしかしたら準備不足かもしれないという不安もあったのですが、今回の受験で最初の試験でもあったので、「様子見としてやってみよう」という気持ちで受けました。知り合いが沢山いたことで逆に緊張してしまったので、周りをあまり見ないようにして臨みました。
●早稲田大学政治経済学部グローバル入試2次選考(面接)について
早稲田の面接時は集合時間が人それぞれ違ったので大きな緊張はありませんでした。面接時間は20分と言われていましたが当日は15分で、あっという間に終わってしまいました。面接官は私の意見について色々否定してくる感じで、わざと感じが悪いような態度をとっているのかもと思いました。しかし、それがかえって、「言いたいことを言っちゃおう」という自分の心に火を付けました。この面接を終えて、本来自分が言うべきことを言えないで終わらないように強気で行くことが大切だなと身をもって学びました。
●慶應義塾大学法学部FIT入試2次選考A方式について
例年だと少なかった法律学科が今年は受験者数が多かったので驚きました。講義の対策は洋々でしていたものの、当日受けた講義はスピードがとても速く、焦ってしまいました。しかし、講義自体はとても面白かったです。その後に45分間で小論文を解きました。終わった後、「時間が足りなかった」と言っている人の声を沢山聴きましたが、私は洋々での対策の甲斐あって、落ち着いて解くことが出来ました。グループディスカッションはとても良い雰囲気でスタートでき、皆とあえて反対の意見を言ってみるなど、心の余裕を持ちながら議論に参加できたのでとても楽しかったです。
●慶應義塾大学法学部FIT入試2次選考B方式について
総合考査は例年と違って表を使った問題が出題されたのですが、情報が多すぎてどれを取ればよいかわからず焦りました。しかし、練習の成果は発揮することが出来たので良かったと思っています。面接は早稲田より易しく感じました。面接というより教授の方々との会話のようでとても話しやすく、気楽に終えることが出来ました。
入学後の抱負を教えてください。
私はこれまでの6年間、いろいろな活動に取り組んできました。出会ったことのないコミュニティや仲間に出会い、大きく成長できました。でも大学ならもっとできると確信しています。ひたすら自分のやりたいことを追求し、トップレベルの教授や同じ志を持つ仲間ともすきなだけ話せるので、そんな環境をフル活用したいです。もっと忙しくなりたい!
今後受験する方へのアドバイスをお願いします。
GMがかけてくださった言葉の中で、「これは自分の戦い、オーナーシップを持とう」という言葉が印象に残っています。塾に通っているから合格が約束されているわけではなく、受けるのは自分です。AO入試は不安との闘いですし、何が正解かがわかりません。でも忘れないでほしいのは「自信」です。今までの自分の経験を発揮して受けるものだから、自分を誇りに、自信をもって受けてほしいと思います。
どうもありがとうございました。M.O.さんの今後のご活躍を、洋々一同心よりお祈り申し上げます。