早稲田大学政治経済学部への入学を熱望し、学内他学部からAO入試で合格
洋々で厳しく突っ込まれるのに慣れていたので、本番でかなり圧迫気味の質問をされても何とか答えることができました。想定外の質問にも落ち着いて答えることができたのは洋々で練習していたからだと思います
早稲田大学 人間科学部健康福祉学科 在学中 早稲田大学 政治経済学部 政治学科 AO入試 合格 |
出願書類の作成について
洋々:
まずは早稲田大学政治経済学部を目指したきっかけを教えてください。
K.O.さん:
早稲田は小さい頃からのあこがれでした。父の影響があったと思います。私の父は早稲田出身ではないのですが昔から早稲田が好きでした。父の昔からの友人の政治家の方が早稲田出身であったことも影響したと思います。また、私は野球が好きで、六大学野球も見ていたのですが、ユニフォームも早稲田のものが一番好きでした。もともと政治家になりたくて、政治経済学部を目指していたのですが、大学受験の時には学力が足りなかったこともあり、人間科学部に入学しました。しかし、実際に1年間人間科学部の学生として過ごしましたが、政治経済学部に入りたいという思いは募る一方でした。そこで、1年生の終わりから2年生のはじめの頃にかけて、政治経済学部を受験しようと考えるようになりました。一般入試では難しいと思っていたのでAO入試を考えました。
活動記録報告書はどのように用意されましたか?
500字と短いので広く浅くではだめだと思い、書くことを絞りました。すでに1年半早稲田に通っていたので、そこで何を考えてきたのかということや都議会選の手伝いのこと、早稲田の大隈塾で感化されたことなどを書きました。大隈塾でも200字程度の感想文を毎回書かされていたので、短い文章を書くのは慣れており、書くのにそれほど時間はかかりませんでした。
面接の対策、準備について
面接の準備はどのようにされましたか?
基本的にすべて洋々で準備をしました。試験前日はひとりでぶつぶつ言ったりして準備していました。洋々で厳しく突っ込まれるのに慣れていたので、本番でかなり圧迫気味の質問をされても何とか答えることができました。想定外の質問にも落ち着いて答えることができたのは洋々で練習していたからだと思います。DVDで自分の面接している姿を客観的に見ることができたのもよかったです。ときどき聞いている人にとっては、感じ悪く見えるような話し方をすることがわかり、本番ではこういう風にしないようにしようと自分の態度に気をつけることができるようになりました。
実際の面接はどうでしたか?
最初はものすごく緊張しましたが、洋々で練習していたこともあって、何回か答えるうちに落ち着きました。面接官の先生は、ガンガン質問してくる先生、綻びをついてくる先生、ほとんど話さない先生の3名でした。面接は20分程度だったのですが、私の印象は「うわさ通りの圧迫面接」でした(笑)。こちらが話している途中でも「そうじゃなくて」とさえぎってくる感じでこちらが何を言っても、にこりともしてくれませんでした。最初に志望理由について聞かれ、具体的に事細かに説明するように言われました。政治と政治学の違いについても聞かれましたが、これは洋々でまさに議論していたことだったので助かりました。なぜ人間科学部にいるのに政経を受けるのか、ということについては特に深く突っ込まれました。最初の方の質問で、都議会選挙の中で高齢化の問題を実感したというような話をしていたこともあり、政治家になるのであれば、政治経済学部で学ぶより、人間科学部にいてスペシャリストになった方がいいのでは、と聞かれました。これにはどう答えていいのかわからず仕方なくどうしても政治を学びたい思いを抑えられないのでと答えました。他には、半ば知識の有無を問われるような質問もいくつかあり、これについても想像以上に深く突っ込まれました。例えば、日本の近代以降の政治のターニングポイントを2つあげて下さいという質問に、1955年の保守合同と最近の政権交代の2つを挙げたら、「もっと前にないの?」と更に聞かれました。そこで、5・15事件のことを挙げたら、今度は「そのとき暗殺された総理大臣は誰か知ってる?」と聞かれました。答えられたからよかったものの、知識が問われたことは意外でした。これ以外にも一番最近の早稲田出身の首相は誰かというものもありました。。また本についても細かく聞かれました。最初に「政治学の本」と指定されて、その内容、その他に読んだ本、これから読みたい本、と質問がいくつも続きました。何しろ、始終圧迫気味の面接で、自分のアピールポイントだと考えていた選挙活動のこととかも言う機会がなかったので、終わったときは、これはだめだったとほとんど確信していました(笑)。
論文対策はどのように行いましたか?
正直なところ、ほとんどしませんでした。特に日本語の方は、試験のための準備は全くしませんでした。英語については、政治に関する単語、官僚、国会議員、省庁の名前などだけ直前に覚えておきました。実際受けてみて、英語についてはよく知っている話題だったのでかなりよく理解できました。一方、日本語については内容はわかりやすかったのですが、分量が多く、書くのは大変でした。大学でレポートをたくさん書いてきたのでそれなりに文章を書く力はついていると自負していて、自分ではほとんど無駄な時間なく書いたつもりでしたが、結局時間ぎりぎりになって、最後の問題の解答は内容が少し陳腐になってしまいました。もしかしたら点数の高そうな問題からやっていった方がよかったかもしれません。対策には200字から300字程度の短い文章を書く練習が有効だと思います。
洋々について
洋々はどのように知りましたか?
ネットで検索して知りました。今まで面接をした経験がバイトの面接くらいでほとんどなかったので、これだと思って申し込むことにしました。
洋々は他の受験生に勧めますか?
AO入試を受ける人であれば絶対に勧めたいです。洋々で学んだことはAO入試だけでなく、今後の人生にも役立つと思います。
これからの受験生へのメッセージ
最後に今後のAO入試を受ける受験生へのアドバイスをお願いします。
早稲田の政経を受けるのであれば論文を書く力を身につけた上で、面接は洋々の先生に見てもらって自分の足りないところを分析するのがいいと思います。私は、中学受験の頃からずっと早稲田に行きたくて今回ようやく本当に行きたい学部に合格することができました。どうしても早稲田の政経に行きたくて、何とか入る方法を考えAO入試を選びました。やはり、志望校に何が何でも入ってやるんだ、という気持ちが一番大事だと思います。
どうも有り難うございました。K.O.さんの今後のご活躍を、洋々のスタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。