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小論文解説:青山学院大学総合文化政策学部 総合文化政策学科B方式

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問題文

常識の範囲内でだれもが知っている、世界的な古典の名著が出題される。ただ、プラトンの『国家』やホッブスの『リヴァイアサン』など一般的に「名前は知っていても内容は分からない」ものが多い。成立年代などといった「世界史」の知識レベルではなく、もう一歩踏み込んだ「時代背景」や「論理」「文体」「著書の目的」などといったところまで知っていれば確実に、有利である。
出題される文章は、そのような「知識」がなくても一応は「読める」文章となっている。が、時間内にその全体像を詳細に理解するというのは、不可能に近い。それほど難解な文章が出されるのである。おそらく何の準備もせずに入試本番に臨んだ者の多くは、問1も書けずに「内容把握」のみで試験時間が終了してしまうことであろう。
ヨーロッパの古典文学を日本語文に翻訳した、独特な文体に慣れる必要がある。また、論理構成が複雑な文章を正確に読み解く練習を事前に積んでおかなければ、なかなか、解答を作成するところまでは至らないであろう。

 

設問

設問は問1が200字の要約説明問題。問2が200字で問1の内容に反論する問題。問3が問1と問2の解答のどちらの立場につくかを300字で回答する問題となっている。
問題文が極端に難解であるのに比べて、設問は例年変化することなく単純であり、解きやすいという印象を受ける。文章把握に多少の欠点があったとしても、「要約」「反論」「賛否」の提示という設問には、かなりの精度で応えることが出来るのである。
ただ、「要約」と「反論」は200字以内で、「賛否」は300字以内で記さなければならないという条件がある。これは、400~800字ほどで「自己の見解」を述べていくような「一般的な小論文」対策をやっていても出来ないものであろう。そこでは設問の要求に合わせて簡潔に、慎重に語彙を選びつつ、構成を練り、解答用紙を埋めていく丁寧さが必要となってくるのである。

 

合格レベル

青山学院総合文化政策学部の個別日程B方式の受験者倍率は4.1倍。合格最低%は74.6%となっている。点数配分は共通テストの地歴・数学が50点。外国語が100点。小論文が200点である。合計して合格最低ラインの74.6%=261点に達していればよいのである。
そうなると、小論文が鍵となる。約4倍という倍率と、約7割という点数と、小論文の文章の難しさからは、「それほど厳しい採点ではない」ということが分かるのだ。「すべての問題を解く」ことを最低限として、そこから「どこまで適切な解答を作成できるのか」といったところで合否が分かれてくるのだろう。

 

対策

「文化」に対する広い見識や、興味または好奇心を持っておくのは必須であろう。それだけでなく複雑な論理を理解しそれを明晰に言い換える「読解力」と「語彙力」も重要である。総合文化政策学部のB方式の利点は、「外国語が苦手」であっても受かる可能性が高いところにある。日本の入試制度において「外国語が苦手」であることは致命的であるのだ。その分だけ、ここでは高度な言語使用能力が試されているのであろう。
青山学院大学の総合政策学部を受けるのであれば、日ごろから、「古典の名著」を読んでおくべきである。「近年」であればハイデガーやサルトルなど。「少し前」であればデカルトやデフォーでもよい。「やや古い時代」にはアリストテレスやヘロドトスがいる。そのような「歴史」も「分野」も超えたところから俯瞰的に、文章読解の錬成をするのが「対策」であると言える。

 

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