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小論文解説:上智大学外国語学部ロシア語学科(カトリック推薦)

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カトリック推薦の小論文

上智大学外国語学部ロシア語学科の公募推薦とカトリック推薦の大きな違いは、「ロシアについての基礎的知識」という項目があるかどうかという点であろう。公募推薦の場合は問題の大部分をこの「ロシアについての基礎的知識」が占めているのだ。が、カトリック推薦で課されるのは「設問を含む小論文」のみなのである。
カトリック推薦・ロシア語学科で出題されるのは、文章読解型小論文である。はじめに問題文が載せられており、それについての要約説明や意見論述が求められる。基本的に設問数は2つ。問1が要約を中心とした問題で、問2が意見提示を中心とした問題である。字数は問1・問2ともに200字から400字となっている。制限時間は60分。
次にその内容についてであるが、それは「ロシア語学科の小論文」というよりも「一般的な国際関係学部の小論文」と呼んだ方がよいものとなっている。2021年度に限っては「外国語学習」についての文章と「これまでに経験してきた外国語の学習プロセスを…」という設問条件により「外国語学部」的な要素は備えた小論文であった。が、2020年度以前の小論文は「グローバル化」や「異文化交流」といった内容が頻出であり、「国際系」という大きな枠組みでないと捉えきれない内容なのだ。

 

合格レベル

与えられた文章の論理を理解することと、それを使用して自身の意見を述べていく「精度」が評価を分けていく。ただ、合否を判定するのは書類審査・学科試問・面接試験の総合的な判断による。そのため、上智大学カトリック推薦入試の場合、小論文が苦手な者は「必要最低限度の答案」を目指し、書類や面接の評価が他の受験生と比べて相当に低いと思う者は「逆転可能な答案」を目指すのが有効な戦略となるだろう。
その「必要最低限の答案」の基準であるが、カトリック推薦・ロシア語学科であれば「一般的な小論文」における基準と同じものと思って良い。上智大学の小論文は各学科で特異な内容が出題されやすいのであるが、カトリック推薦・ロシア語学科の場合は、学科に特化した小論文ではなく「標準的な文章読解型小論文」が出されるのである。

 

カトリック推薦の対策

ロシア語学科のカトリック推薦の場合は、上智大学の他学科のように「上智の過去問しか使えない」というわけではない。大抵の上智大学の小論文は学科ごとで、他では見ることのないような特異な内容が出題される。が、カトリック推薦のロシア語学科では標準的な小論文の問題集にも載っていそうな文章が出されるのである。市販の問題集でも使い方によっては十分に有益なものとなる。「国際系」という枠組みの中に入っていれば、どの大学の過去問を使ってもよいであろう。
ただ、その「読み方」と「書き方」を誤っていたら、意味がない。基礎的な「読み」と「書き」の練習を積んでおくだけでロシア語学科は十分に間に合うのであるが、それは「小論文の読み方」と「小論文の書き方」としての「基礎」なのである。そのような「小論文」における正確な「読み」「書き」の「基礎」が備わっているのであれば、ロシア語学科・カトリック推薦の場合では、小論文以外の対策をした方が得策であるのかもしれない。

 

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