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小論文解説:上智大学総合人間科学部社会福祉学科(一般選抜)

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一般選抜の小論文

上智大学発表の「出題の意図」には「人間の尊厳の尊重」や「地域貢献」「自発的に学ぶ意欲」という言葉が並ぶ。小論文に対しては「新しい福祉社会について多角的に考える」ことを受験生に試すもの、といった内容が記されている。上智大学社会福祉学科で課される小論文は、他大学でも、他学部でも、課されることのないものである。それほど、それは「上智大学」の「社会福祉学科」に特化した問題なのだ。
2021年度の入試改革以降において、上智大学を受験する際の難点は、この学部別の適性試験にある。どの程度その準備に取り組めるのかが、「併願校」と「学力」と「将来やりたいこと」と「時間的な余裕」に左右されてくるのである。特に「社会福祉学科」になると、「上智の社会福祉を第一志望として全力で取り組むレベル」と、「上智の社会福祉を併願校の中の一つとして考えるレベル」とでは、大きな隔たりが生じてきてしまうのだ。
2021年度の福祉学科一般選抜の小論文は、すべて記述式の問題であった。おそらく、そこでは併願校として「社会福祉」の知識を持たずに受験した者は、点数を取ることが出来なかったのではなかろうか。それは、「社会福祉」に興味があり、「上智大学社会福祉学科」の小論文の対策をしている者だけが高得点を望めるような内容であったのだ。

 

合格レベル

2021年度の受験者倍率は2.9倍であった。上智大学の場合、どの学部でも、どの入学試験制度でも、その年の受験生のレベルと受験者数に合否が大きく左右される。それは学科ごとの定員数が少なく、受験者数の増減が、倍率や合格最低点といった数値に反映されやすいからである。
ただ、過去の倍率は知ることが出来ても、その年の倍率は入試直前にしか知ることが出来ない。直前期になって志望学科を変更したり、そこから小論文をはじめていては間に合わないのだ。そうなると、上智大学の一般選抜の場合、長期的な視野で志望学科を固定し、対策を立てておくのが得策となる。
社会福祉学科の場合は、各種特別入学試験のレベルに合わせた学習を事前に進めておくのが有効であろう。カトリック推薦や公募推薦の過去問を解き、6~7割でも出来るようになれば、一般選抜の小論文は有利にはたらくのではないか。

 

一般選抜の対策

他大学を含めて、一般選抜入試を中心に受験計画を立てている者にとって、「社会福祉」の学習は時間的に不利になることであろう。が、上智大学社会福祉学科を第一志望とするのであれば、「社会福祉」の知識等は確実に学んでおくべきである。
「知識等」とは、基礎的な「用語」の習得だけでなく、「社会福祉」に関する現状と、そこに見られる課題とその解決策のことである。もちろん「小論文」ではそれらの「知識」をそのまま書いても高い評価は得られない。「知識」は「前提」として、そこからいかに「自分なりの考察」を広げ、「自分なりの意見」を深め、「自分なりの解決策」を導き出せるのか、といったことが重要なのだ。
さらに精度の高い解答を作成するとなると、「設問対応」「論理構成」などといった小論文の解法も心得ておかなければならない。「知識等」というインプットだけでなく、答案作成というアウトプットの練習も(「カトリック推薦」や「公募推薦」の過去問を使い)積んでおくことを勧める。

 

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