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小論文解説:上智大学文学部新聞学科(カトリック推薦)


問題文

公募制入試と同じく上智大学の新聞学科では例年、「1000字の自由作文」「60字の用語解説×4」「漢字の読み×10問」「漢字の書き×10問」という問題が出題される。
「1000字作文」は、典型的な課題型小論文と言える。「自粛」や「ユーチューバー」といった一つの短いテーマが与えられ、それについて自由に論じることが求められる。注意すべきなのは、これが「作文」である点。新聞学科に関しては「マス・メディアについて書くべき」とか「批判的に論じるべき」や「時事問題を入れねばならない」などといったウワサが出回っているが、最終的には「文章力」「論述力」が問われているだけなのである。
「用語解説」問題は、選択肢が7~8ほどあり、その中から4つを選んで「短い字数で説明する」という内容である。ここでは「知識」が要求される。これについても様々な(たとえば時事問題系の市販の某用語集を暗記するとか)ウワサが流されている。が、少しでも過去問や上智の新聞学科についての分析をしていれば、そのようなことがムダであるのは、すぐに分かるのである。市販の用語集を暗記するよりも、「短い字数でどれだけ丁寧な説明ができるのか」といった「文章練習」に時間を費やした方が有効であろう。

 

設問

公募制入試と同じく、上智の新聞学科でもっとも難しいのは「時間配分」である。おそらく一般的な受験生であれば、「1000字作文」すらも60分では終わらせられないことと思われるのだ。それにプラスして時事用語の解説と漢字の読み書きが課せられている。そのような試験を60分という時間内に、高いレベルを維持しつつ、終わらせるのには相当の練習が必要であろう。
これらの設問に付された各「条件」から見えてくるのは「速く書くこと」「丁寧に書くこと」「簡潔に書くこと」という3つのことである。多角的に「文章を操る力」というものが、新聞学科の入試問題では試されているのである。

 

合格レベル

2021年度以降、カトリック高等学校での評定平均値と外国語試験の基準をこえた者に対して、書類審査と小論文、面接試験で総合的に合否が判定されるようになった。高等学校内での選抜が無くなったため、志願者数は増加したことであろう。が、新聞学科のカトリック推薦入試は、適切な対策をしていれば確実に合格できるレベルの入試制度であると言える。小論文は時間内に記述を終わらせることができ、面接と書類では大きなミスをしない程度に、練習を積んでおけばよいのではないか。

 

対策

公募制入試と同じく、すべての設問において「(小論文の)基礎的な解法」を心得たうえで、「自分なりの解法」を確立しておく必要がある。小論文の場合「基礎」を身に付けておかないと、なかなか「設問に対する正確な応答」が出来ないのである。そのような「基礎的解法」を土台に、新聞学科に適した「自分なりの解法」を組み立てていけば、「時間内」に「正確な解答」を作成することが出来るようになるのである。
その対策としては類似問題をつくるのが最良であろう。それを、60分という時間内で、出来る限り多く解く。フィードバックをすることにより、「時間配分」と「回答」の精度を徐々に上げていく。類似問題・予想問題は過去問分析を詳しくすればすぐに作ることが出来るし、「1000字作文」にしても「時事用語解説」にしても、入試本番でそれが的中することは高確率で起こり得ることであるのだ。

 

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