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小論文解説:上智大学総合人間科学部心理学科(一般選抜)


一般選抜の小論文

上智大学の心理学科の特徴は、各選抜試験で小論文の形式がまったく異なる点にある。カトリック推薦では設問文が数行あるだけの課題型小論文が課される。公募推薦では超長文の問題文と、現代文に近い設問の文章読解型小論文が課される。一般選抜では表・データ分析型小論文と文章読解型小論文が課されるのである。
上智大学発表の一般選抜入試「出題の意図」を見ると「他者に対する温かい関心」や「人間の尊厳を尊重する姿勢」「的確な読み取り」「客観的論理的な分析」「文章力」「返答力」といった文言が並ぶ。各種特別入試制度と比べた場合の「一般選抜試験」の特徴は、「その時点での学力により合否を決める」という点にある。「温かい関心」というものを一般選抜入試の中で「学力」として数値化するのは困難であるため、「一般選抜」では基本的には「読み取りの正確さ」「客観的な分析」「適切な返答」といった3点のみが見られているのであろう。それらは大学入学後に不可欠な能力であり、それを測るために「文章・資料」と「表・データ」が載せられているものと思われる。

 

合格レベル

心理学科を目指している者であれば、受験者倍率の高さも知っていることであろう。どの大学でも心理学科はなぜか受験者数が定員数に比べて多いのである。それを理解して長期的な計画を立てている者であれば、他者の動向を反映しただけの「倍率」など、意味を持たなくなるのである。
結局のところ10倍前後の難関でも、志望校の要求するレベルに「学力」が達していればよいのである。その「学力」とは各学部・学科に必要な「学力」であり、そのために、文系学科である心理学科に「表・データの分析」問題が加えられているのであろう。上智大学の一般選抜入試において、各学科に「適性試験」を課すようになった理由はそこにあるのだ。「受験科目」だから学ぶのではなく、「必要」だから学ぶのである。その意味では上智大学の場合、21年度の入試改革により「入学後」を見越した「合否判定」がなされるようになったと言えるのかもしれない。

 

一般選抜の対策

「確実性」を求めるのであれば一通り、多様な小論文の問題を解いておくことを勧める。それを通して、論の立て方から図表の読み方、反論の仕方といったところまで、どのような設問にも対処できる力を身に付けてほしい。それらの「基礎」を押さえてから、サンプル問題と過去問と、それらの類似問題に当たっていくと安心であろう。
ただ、「類似問題」として考えられるのは、ここでは「小論文」というよりも「現代文」になってくる。上智大学の心理学科では、カトリック推薦は完全な小論文であるが、公募推薦と一般選抜は「現代文」に多少の「推論」や「事例の提示」といった条件が加えられただけのものであるのだ。そこで、それらの設問を「(一般的な)小論文」と見做して自由な論述をしてしまうと、回答の方向性を誤ってしまうのである。
心理学科の場合、(今のところは)公募推薦入学試験と一般選抜入学試験に関しては「ほぼ現代文」と見ておいてよいであろう。(変更がない限り)「現代文」と同じ要領で問題を解き、それで解答を完成しきれないものだけに、「推論」「具体例の提示」といった小論文の要素を組み込めばよいのである。

 

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