桜美林大学 入試課インタビュー | 総合型選抜の個別指導塾 洋々

桜美林大学


大学インタビュー:桜美林大学 AO入試・公募制推薦入試の特徴と評価の観点について

桜美林大学アドミッションセンター部長 後藤彰寛氏


――桜美林大学で導入しているAO入学者選抜の選抜方法、導入の目的についてお聞かせください。

桜美林大学 後藤氏:さまざまな角度から総合的に一人一人の受験生の資質を評価し、学力、人物面、モチベーション、大学に対する理解度を総合的に評価し、学生を選抜していくというのが桜美林のAO入学者選抜の考え方です。

AO入学者選抜は一般選抜として位置づけられておりますので、学校長による推薦は特に必須ではありませんし、高校時代の評定平均値による受験資格の制限も設けておりません。


――公募制推薦入試の選抜方法についてお聞かせください。

後藤氏:公募制推薦入試では、学力面においては一定程度の学力が担保されていること、人物面でも学校長の推薦があるということを評価しています。

実際の選抜方法は、課題図書を設定し、その読書リポートを提出していただきます。面接では、その課題図書の読書リポートをもとに面接を行ないます。 総合文化学群では、読書レポートはなく、実技を行なっていただきます。


――AO入学者選抜方式を導入した背景をお聞かせください。

後藤氏:今までの推薦入試、一般入試では評価できないさまざまな能力を持つ学生がいます。学校の成績は良いにこしたことはありませんが、そうとは言えない人を含めて、きらりと光るものをもった学生さんも中にはいると思います。

そういった従来の推薦入試、一般入試では測れない能力を持った学生を評価できる仕組みとしてAO入学者選抜方式を導入しました。


――AO入学者選抜の場合、高校時代の評定平均値は、合否にまったく影響しないということですか。

後藤氏:違います。調査書はとても大事な出願書類の一つです。AO入学者選抜方式においても、高校時代の成績は合否に大きく影響します。あくまで基準を設けていない、評定平均値のみで合否が決まるわけではないということです。

極端な事例かもしれませんが、2.5で合格した人もいれば、4.5で合格に至らなかった人もいます。


――自己申告書、活動報告書、調査書、面接などで、何が合否の判定でもっとも比重が大きいですか。

後藤氏:目に見えるものとして、何が大切かは難しいです。与えられるものではなく、自ら学ぶ場が大学であることは言うまでもありません。考える力、前向きに考えることができる力、課題を発見し、解決する力があるかどうかを評価しています。

よく、「どのような準備をすればよいのですか。」と聞かれます。「今やっていることを全部一生懸命がんばってください。」と答えています。高校時代の勉強も大事です。人間としての力を高めるために勉強し、それが成績に反映されるということです。今すぐ役に立つわけではないかもしれません。いずれ必ず役に立つときがきます。

勉強以外のクラブ活動、課外活動、親子関係も大切です。いろんなことを一生懸命、真剣に取り組み、悩み、考え、それをクリアしていくことにより、人間の力になると思っています。そういった意味で、今、やっていることを何でも一生懸命がんばってください、とお願いしています。その結果として、AO入学者選抜の書類にその人間の力が現れてくると思います。単に文章力のみでは、AO入学者選抜の書類は書くことができないと思います。


――AO入学者選抜で入学した学生は、学力面、生活面などで一般入学者と比較し、違いはありますか。

後藤氏:AO入学選抜者で入学した学生が学力面で特に優れていたり、劣っていたりする傾向は見られません。本校では、GPAを使用し、学生の学力を測っています。

指定校推薦で入学した生徒の学力は比較的高いです。その他、公募制推薦、AO、一般、センター利用で入学した学生の学力に大きな違いはありません。


――今後、AO入学者選抜の募集定員を増やす、または減らす予定はありますか。

後藤氏:現時点で具体的な話はありません。
今の比率から極端に増やす、減らすなどの予定はありませんので、当面、現状維持と考えています。


――桜美林大学の特長をお聞かせください。

後藤氏:
1.学部学科運営から、学群での運営に変えました。
一つ一つの専門分野を深めていきながら、そこに他の専門分野をつなげてより理解を深めるというのが目的です。従来、一般教養、共通科目と呼ばれていたものも専門科目に付随するものではなく、それ自体が専門科目である、という考えに基づいています。その専門科目を学ぶことにより、自分の専門科目に活かすことができる、その考えを具現化したものが学群という運営につながっています。

2.学群改組を行なっています。
ビジネスマネジメント学群の中に、アビエーションマネジメント学類を設けて、航空産業関係のコースを用意しました。その中の一つとして、フライトオペレーションコースというパイロット養成コースを新設しました。

3.こういったさまざまな改革により、他大学の学長による大学ランキングで本年、昨年ともに4位と評価され、ありがたく思っています。桜美林大学の良さをひとことで表すことは難しいですが、こういったいろいろな取り組み、改革を行い、学生の学ぶ環境を整えてまいりました。


――どういう学生に桜美林大学に入学してほしいですか。

後藤氏:英文科と中文科から始まった大学であり、語学の達人になってほしい。キリスト教主義によるところもありますが、他者の痛みをわかる、そういう人間になってほしい。異文化に理解を示し、社会に役立つ人間になってほしい。

学生一人ひとりに自ら学んでいけるよう、サポートできる仕組みを作ってきました。


――入学後の学生サポートについてお聞かせください。

後藤氏:アカデミックアドバイザー、入学して間もない学生をサポートする学修アドバイザー、卒業時の就職などをサポートするキャリアアドバイザーというように3種類のアドバイザーがいます。そういったアドバイザーをしっかり利用し、充実した学生生活になるよう役立てていただきたいと考えています。

また、教員と学生の距離が近いというのも桜美林大学の伝統でもありますので、教員に相談できるオフィスアワーという仕組みも設けています。そういった授業以外の時間においても、教員と学生のコミュニケーションがあると思います。


――オープンキャンパスなど、受験生が桜美林大学を知ることができる機会についてお聞かせください。

後藤氏:ミニ・オープンキャンパスは、4月から7月、9月から12月のほぼ毎週土曜日に実施しています。アドミッションセンターのスタッフからの入試情報の説明、在学生によるキャンパスツアーを行ないます。

その後、希望者は、アドミッションセンターのスタッフ、在学生の個別に相談することができます。日によって、AO入学者選抜についての説明であるAO入門、学群の説明など、日によってさまざまな案内を行なっています。

オープンキャンパスは、年5回実施しています。ミニ・オープンキャンパスで行なっていることに加え、模擬授業、教員、職員による個別相談、総合文化学群におけるワークショップなども実施しています。学生が主体となって実施するミニ・オープンキャンパスも実施してきています。

ぜひ、多くの方に桜美林大学のオープンキャンパス、ミニ・オープンキャンパスに来場いただき、桜美林大学のさまざまな取り組みについて理解くだされば幸いです。

インタビュアー:洋々 清水、江口

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