海外にある高校から帰国してすぐに準備を開始し志望大学にダブル合格
「高校で特に力を入れて学んだ英語力を活かすことができたと思っています。行きたい大学を受験するチャンスも広がり良かったと思います」
スイス公文学園高等部
早稲田大学 国際教養学部 AO入試 合格
上智大学 国際教養学部 公募制推薦入試 合格
早稲田への入学を志望した経緯
江口 (洋々 執行責任者 兼 面接対策統括):
この度は合格おめでとうございます。第一志望だった早稲田大学国際教養学部のAO入試に見事合格されたわけですが、そもそも早稲田への入学を志望されたのはいつごろでしたか。
小林 さん:
具体的に早稲田を考えたのは高2の終わりくらいです。私はスイスにある高校に通っていたため、去年の5月位だったと思います。もともと海外の大学に行くつもりで、欧米の大学を中心に考えていたのですが、調べていくうちに、学ぶ内容も非常に幅が広く、しかも海外留学もカリキュラムに組み込まれている早稲田の国際教養学部に強く惹かれるようになりました。
入試に向けた準備
江口:
小林さんがいらした高校は、卒業時期が日本にある高校とは異なるため、日本の大学を目指す場合には不安もあったのではないかと思います。準備はどのように進めてきましたか。
小林 さん:
先輩から「高校にいる間は、この学校でしか出来ないことをやるのが良い」とアドバイスをもらっていたこともあり、高校在学中はいわゆる受験対策は特にしませんでした。私がいたクラスでは授業はほとんど英語で行われていたため、英語については学校の授業をこなすことが、ある意味受験対策となっていたかもしれません。課外活動にも力を入れ、世界中から高校生・大学生3,000~4,000人が参加する模擬国連(MUN)というものがあるのですが、これに参加するためオランダのハーグに行ったりもしました。
江口:
それは得がたい体験をしましたね。日本に帰ってきてからはどんな準備をしましたか
小林 さん:
日本には6月に帰国したのですが、そこからは上智や早稲田の国際教養学部に強いと定評のあったTゼミに通いました。私は、早い段階から早稲田と上智の国際教養学部に志望校を絞っていたので、Tゼミでは、受験に不可欠なSATやTOEFL、過去問対策を中心にお世話になりました。また、第一志望と決めた早稲田の国際教養学部は、実地で課される試験が英語1科目ということもあり、このAO入試で合格したいと強く思いました。ですが、試験時間が150分と長い上に、出される問題の量も多く、また過去問の単語や文章も難しいものが多かったので、その対策は一生懸命やっていました。また、志望理由書については、学校の先生や両親、Tゼミでのアドバイスを踏まえつつ、洋々で準備を進めました。
入試本番:一次選考~二次選考
江口:
早稲田の国際教養学部のAO入試は、出願から最終合格発表までが3か月以上にわたる長丁場です。色々な苦労もあったかと思いますが、まずは1次選考の様子について教えて下さい
小林 さん:
当日はお昼過ぎに開始の予定だったのですが、15分ほど早く席についていました。今年の試験は、過去問に比べると素直な印象で、私にとっては例年に比べ取り組みやすかったように思います。が、終わった時は、ケアレスミスが命取りになっている可能性もある、と安心は全くしていませんでした。
江口:
無事に一次選考を通過され、一次からおよそ一か月後に行われた二次選考に臨まれることになるわけですが、その間はどのように過ごされていました
小林 さん:
英語の勉強と面接の対策をしていましたね。実は一次選考後、その発表前から洋々で面接の対策をしていたのですが、模擬面接を録画したDVDは繰り返し見て、答えにくかった質問を書きだしたり、改善すべき点をチェックしたりしていました。自分を客観的に見ることで、普段は気づかないような自分のクセも見つけることができました。最初は自分の面接の様子を見るのは恥ずかしい気持ちもありましたが(笑)
江口:
その場限りにすることなく、しっかりとフォローをされていたことが成功のカギだったかもしれませんね。次に、二次選考の状況を教えて下さい。
小林 さん:
時間帯を分けて、いくつかのグループごとに行われていたようですが、私は最後の組でした。30人くらいで小部屋に集合し、呼ばれると順次面接会場に移動する、という形で行われました。部屋に入ると、日本人女性の方と外国人の二人が面接官として座っていました。
江口:
面接はどのような流れで進みましたか
小林 さん:
まず自己紹介をし、その上で志望理由書に書いた内容、志望理由を聞いた上で、学校生活も含めてこれまでの活動について聞かれました。聞いたことがなかった単語が出てきて少し焦る場面もありましたが、質問は全て聞き取れましたし、内容的にも洋々で準備していたものと大きく外れることはなかったこともあって、落ち着いて答えられたと思います。最後に質問は?と聞かれたので、海外留学制度についての質問をしました。
洋々のサポートについて
江口:
小林さんは7月から洋々に来て下さいましたよね。そもそも洋々を選んでくださったのはどのような経緯でしたか。
小林 さん:
もともと面接に苦手意識があったこともあり、面接の対策をしてくれるところを探していたのですが、母がインターネットで見つけてきてくれたのが洋々を知ったきっかけです。志望理由書の対策も行ってくれると言うことも知り、志望理由書の作成からサポートを受けることにしました。
江口:
学校の先生やTゼミの先生からもサポートが受けられる環境にあったと思いますが、さらに洋々を受けようと思ったのはどうしてでしょうか
小林 さん:
もちろん、学校や予備校の先生、そして親にもサポートしてもらいました。ですが、学校とは時差があることもあり、どうしてもやり取りに時間がかかってしまいがちになってしまいました。また、自分の高校の中での位置は何となく知る事は出来ましたが、他の高校生と比べてどうか、と言う点については不安があったため、出来るだけ沢山の目で見て貰いたい、という気持ちが大きかったこともあります。
江口:
実際に洋々のサポートを受けてみて、いかがでしたか?
小林 さん:
まず、志望理由書の作成では結果として数名の先生にチェックして頂いたのですが、やはり「複数の目」で見て貰ったことは自分を見つめる上で効果的だったと思います。また、志望理由書を書く前に、面接担当の先生とディスカッションを繰り返したのですが、質問に対して答えることで、それまで自分が見えていなかった部分がはっきりと分かるようになったことも収穫でした。もともと苦手意識を持っていた面接でしたが、初回の対策時に思っていたよりも話せたため、自信に繋がりました
江口:
具体的にどのような点が良かったでしょうか
小林 さん:
色々ありますが、先生方との対話を通じて自分自身をより深く見ることができたこと、他の人との相対感をつかむためのモノサシを得ることができたこと、そしてそれらを通じて自信を深めることができたことでしょうか。特に、どのように答えたらよいのか、どのように言えば一番伝えたいことが伝わるのか、についてもらった様々な角度からのアドバイスはとても助かりました。それと、模擬面接の様子を収めたDVDは、自分の改善点を洗い出す上で非常に役に立ちました。また、私は上智の国際教養学部も受験したのですが、早稲田の対策でやったことを援用する形で対策することができた点も、とてもありがたかったです。
江口:
洋々に限らず、様々な方からアドバイスを受けてこられたようでしたが、迷うことはありませんでしたか
小林 さん:
最初のうちはもちろんありました。特に、同じことについて、全く正反対のことを言われることもあって。でも、受けるのは自分だ、と思い、最後は自分で納得が行くか、ということを基準に判断しました。
江口:
逆に、もっとこうだったらよかったのに、と思う点はありましたか
小林 さん:
強いて言うなら、言葉遣いや服装などマナーに関する指導がほとんどなかった点は若干不安にはなりました(笑)。まぁ、学校や他の予備校でやってもらえることではありますが…。
AO入試を志す方へのアドバイス
江口:
AO入試を受けて良かった点をお願いします。
小林 さん:
私の場合は、高校で英語の学習に力を入れていたこともあり、その英語力を活かすことができる機会を得られたと思っています。また、行きたい大学を受験するチャンスが広がる、と言う意味でも非常に良かったと思います。
江口:
最後に、今後AO・推薦入試を志す方達に洋々を薦めたいと思いますか
小林 さん:
思います。志望理由書、面接を一体で対策出来る場所は他になかなかないと思います。
江口:
本日は長時間有り難うございました。小林さんの今後のご活躍を、洋々のスタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。