2013年度の就活戦線も佳境に入ってきた。 最近は新卒採用でも「即戦力」重視の傾向が高まっているらしい。人口が減少し始め、ますます海外に活路を見出さなければならなくなっている日本企業の環境を考えると、自然な流れに思える。 けれども、即戦力の意味には少し誤解があるように思える。「すぐに社会人と同じように仕事が出来ること」―多くの会社の真意はきっとそこにはない。 そんなことを多くの会社は期待してはいないし、期待していたとしたらそれは相当な人気企業で世界中の候補者から、1000人に1人の人を選りすぐれ [→続きを読む]

ようやく日射しが暖かくなってきたこともあり、雨さえ降っていなければ最近「風」を感じながら通勤している。 道路には色んな人がいて面白い。道をふさぐほどのトレーラーやトラック、バスやタクシー、自家用車、スーパースポーツバイク、ビクスク、原チャリ、電動自転車、チャリ、片側3車線の国道を横断する人。また運転する人も様々。いつも信号待ちの最前列で「シグナルダッシュ」に命をかける人から、よろめきながらスクーターを操るお年寄り。自転車だって、バッキバキにキメたスタイルでストリートサイクルに乗っている人もいれば [→続きを読む]

青二祭―あおにさい、と読む。 昨日、若い友人が中核メンバーとして頑張っていた「青二祭」というイベントを覗かせてもらった。以下青二祭HP(http://www.aoni-sai.com/13th/about.html)より。 青二祭はエフエム世田谷の高校生番組「ハイスクールパーティー」から誕生した学校の枠を超えた高校生文化祭です。 3月に行われていて、2012年で13回目を迎えます 様々な高校から成る実行委員約60名が企画、運営、広報、フライヤー作成、パンフレット作成、映像制作、そしてもちろん当日 [→続きを読む]

あけましておめでとうございます! 昨年は大変お世話になり、誠にありがとうございました。 今年は洋々としても、私としても、昇龍のごとく飛躍を期すも、やっぱり当たり前のことを当たり前にひたむきにやっていきたいと思います。 本年もご指導、ご叱咤のほど、何卒よろしくお願いいたします。 前途洋々!!

1番上の豚は、藁の家を建てた。 2番目の豚は、木の家を建てた。 3番目の豚は、レンガの家を建てた。 オオカミに襲われ家を木っ端みじんにされた上の2匹は、3番目の豚が苦労して建てた頑丈なレンガの家に逃げ込んで事無きを得る。 目先の損得に飛び付くことなく努力をすることの大切さを説く有名なこの童話であるが、建築という観点から考えると違った世界が見えてくる。 確かにレンガの家は頑丈だ。我々が日常的に体験している地震や台風に対応するためであれば、きっとレンガがベストだ。ちょっとやそっとのことでは被害がゼロ [→続きを読む]

イノベーションは、多くの経営者が最も頭を悩ませていることの一つであろう。 イノベーションという言葉が今のような意味で用いられるようになったのは、20世紀初頭、オーストリアの経済学者シュンペーターが「物事の新しい切り口を創造する行為」として定義したことに始まる。日本では技術革新、と訳されることも多いが、市場開拓・創造、経営革新、組織刷新など「革新」を伴うものを指す言葉として広く使われている。特にビジネスの世界では、この言葉を聞かない日はないくらいである。 企業が成長する上で、或いは存続していく上で [→続きを読む]

アメリカの最高額紙幣、100ドル札に描かれているのは誰か。ワシントンでもジェファソンでもリンカーンでもトルーマンでもルーズベルトでもケネディでもない。ベンジャミン・フランクリンである。 フランクリンは様々な顔を持つ人であった。政治家としてトーマス・ジェファソンらとともにアメリカ独立宣言を起草し、合衆国憲法に署名した。政治家になる前は印刷業を営む実業家として大きな富をなした。彼がアメリカに初めて設立した公共図書館は、その後各地に公共図書館が普及する礎となった。嵐の中でワイヤーを通したタコをあげ、雷 [→続きを読む]

経営者の最も大切な仕事の一つは「組織を創ること」である。いい人を集め、その人を伸ばし、出来るだけ長くその組織に残りたいと思って貰える環境を作る。これは基本的にはとても前向きな仕事だ。しかし組織を取り巻く環境が変わったり、目指すものが変わったりすると、時に「後ろ向き」な作業を伴うものとなる。 JALや東京電力を例にとるまでもなく、経営状態の悪化をきっかけとして組織と体制の変革に踏み切る大企業も少なくないし、危機でなくとも組織を大きく見直すことは既に驚くべきことではない。こうした動きを米国流の合理主 [→続きを読む]

 さて青春とは一体何だろう  その答えは人それぞれで違うだろう  ただ一つ、これだけは言えるだろう  僕たちは大人より時間が多い  大人たちがあと30年生きるなら  僕たちはあと50年生きるだろう  この貴重なひとときを僕たちは  何かをしないではいられない  この貴重なひとときを僕たちは  青春と呼んでもいいだろう  青春は二度とは帰ってこない  皆さん青春を…  今このひとときも、僕の青春 (よしだたくろう 「青春の詩」) 今や正面切って口にされることも減ったこの「青春」。青春を語ること自体 [→続きを読む]

連休前、ホリエモンこと堀江貴文氏の実刑が決まった。彼を好きかということや彼がやったことの法律上の是非はともかく、少なくとも一時は起業家の先兵として時代の脚光を浴びた人だけに、同世代の人間として寂しさを感じる部分はある。 一方で、過剰なまでに彼を神格化する一部の人たちの姿勢や、「盾突いたものを排除するための旧勢力による陰謀に過ぎない」などといった短絡的な主張には強い違和感を覚える。 彼が買収しようとしたニッポン放送やフジサンケイグループ。新球団創設の際に強固に反対した既存球団のオーナーたち。多かれ [→続きを読む]