ハイブリッド態勢
洋々では7月2日から渋谷本校での個別指導を本格的に再開するとともに校舎内の自習室も開放する。とはいえ、現在の状況を考えるとコロナ禍以前の状態に戻せるとは思っておらず、またそのつもりもない。東京での新型コロナウィルスの新規感染者数はこの1週間50人を超える日も多く、何も考えずに校舎の受講を実施できる状況には程遠い。校舎で個別指導を行う場合は、講師と受講生の体温の測定(37.5℃以上で指導・受講不可)、アルコール消毒、マスク着用を徹底する。使用する部屋についても散らばるように部屋割りを工夫し、使用した部屋のアルコール消毒も確実に行う。
リスクは0にはならないが許容できる範囲までの低減は可能と考えての校舎の本格的な再開だが、一方で、オンライン受講を希望する受講生にはその選択肢も残す。といってもコロナ禍の前からオンラインを希望する場合にはSkypeでのサポートを実施していたのでそのこと自体に大きな変化はない。ただ、以前はオンラインの利用は首都圏外や海外に住む受講生によるものがほとんどだったが、今後は首都圏在住の受講生でも引き続きオンラインでの受講を希望するケースが増えることが見込まれる。ちなみにオンラインでのサポートの場合は、今月からSkypeからZoomでの実施に変更している。通信の安定性や参加の容易さも大事だが、一度事務局を通して各部屋に入っていくという形を実現できることが大きい。
2021年度の総合型選抜(旧AO入試)は、いよいよ出願直前期に入る。今月19日に文部科学省から令和3年度大学入学者選抜実施要項の通知があり総合型選抜は9月15日以降の入学願書受付にするとされていたが、今月25日に発表された慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部(SFC)のAO入試(2020夏AO)の出願締切は従来と大きく変わらない8月半ばとなっている。2021年度の特別入試を受験予定の受講生にとってはこれから特に大事な時期に入り、校舎であってもオンラインであっても、これまでにない状況だからといってサポートの質を落とすわけにはいかない。
半分校舎で半分オンラインだと校舎でもオンラインでも部屋に案内する人が必要だし、何か問題が起きたときに対応する人も両方で必要になる。自習室も当面校舎とオンラインの両方で開く予定で、どちらにおいても質問があれば答えられるような態勢にしたい。並行して行うことで冗長になるところもあるかもしれないが当面は多少の無駄があっても両方で質を落とさずに受講生のサポートを行うことを最優先したい。徐々に効率化を図ることで受講生の多様な要望に応えつつ、講師もサポートしやすく、洋々のメンバーも効果的にバックアップできる、そういう新しい環境を構築していきたい。
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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。