半学半教


昨年まで洋々に通っていた受講生の中に、今年から大学生になり洋々で受講生のメンターとして活躍してもらっている人が何人もいる。昨年までのサポートを受ける立場から、サポートを提供する側という、正反対の立場に変わる。AO推薦入試のプロセスを通して大変な労力をかけて自分のこれまでやってきたことの結晶といってもいい出願書類という作品を完成させた経験、それが一流といわれる大学の先生に認められ、さらに、面接を通して自分の思いを直接先生方に伝えることができたという自負、実際に大学に通うことで初めてわかる大学生ってこういう感じだったのかという実感、こういったものが自信となり、1年足らずで大きく成長する。洋々に受講生として通っていた際に、メンターやプロに突っ込まれてうまく反論できずにやられっ放しだった人が、何とか書類を完成させて、面接も突破して、大学生になってから再び洋々に来ると、自信に満ち溢れていて見違えるほどになる。

とはいえ、メンターになれば正解がわかるというわけではもちろんない。どちら側に立つかというだけの話でサポート中の議論の本質は変わらない。受験生のとき以上に受験のことを考えて悩むメンターも少なくない。洋々ではメンターも考え続け、そして、学び続ける。

プロフェッショナルは社会で様々な経験を積んでおりメンターよりも視野が広いし引き出しの数も多い。ただ、プロであっても答えがないのは同じで、正解を提示できるわけではない。一緒に考える際により豊富な視点を提供できるに過ぎない。

そういった意味では福澤諭吉の言うところの「半学半教」を実践しているとも言える。洋々でサポートに当たるプロやメンターを「先生」と呼ばないのは彼らの役割が「教える」ことではないからだ。サポーターはディスカッションパートナーのような位置付けで受講生の考えを深めるために必要な存在ではあるが「答」を教えられるわけではない。

受講生を中心に議論を進めメンターやプロがいろいろな意見を出したり足りない部分の指摘をしたりしながら受講生が自分の考えを深めていけるようなサポートを行う。プロジェクトの中心はもちろん受講生だが受講生のサポートをしながらメンターやプロも大いに学び、さらに幅を広げていく。

洋々の個別指導は、サポートを受ける受講生がオーナーシップをもって自分から積極的に学ぼうと心がけ、サポートを提供するメンターやプロが謙虚な気持ちで学びの支援を行うときに最も効果的に機能する。


洋々ではプロフェッショナルによる無料の個別相談を承っております。

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