グーグルで「ランキング」で検索してみると、4億件近くがヒットする。古くはオリコンから最近あちこちで見られるブログランキングまで、相変わらず「ランキング」がおおはやりである。しかし逆説的ではあるが、今このランキングが死につつある。今日はランキングについて、ラーメン業界の動向を通して考えてみたい。    ラーメン二郎、麺屋武蔵、春木屋、中村屋、吉村家、俺の空、大勝軒、六厘舎、アイバンラーメン、福みみ、メルシー、なんつっ亭…。東京にはラーメン屋の名店が山のようにある。これらの店は、先人 [→続きを読む]

   先日、サッカー日本代表が、世界で最初にワールドカップ出場を決めた。W杯に出場すること自体が目標だった時代は今は昔、今や出場は最低条件となり、2010年のW杯ではベスト4入りを目標として掲げている。目標が高くなったという意味で、サッカーの日本代表は、昔より「強いチーム」となったと言えるのだろう。今回は、この「強いチーム」「強い組織」について考えてみたい。  ビジネスの世界では「付加価値」という言葉がよくつかわれる。私が以前属していたコンサルティング会社では、メンバーが皆「付加価値」 [→続きを読む]

   日本にはイベントが多い。正月、お盆、節分、桃や端午の節句、といった古くからある日本の行事に加え、バレンタイン、クリスマス、最近ではハロウィンも一つのイベントとして定着しつつある。 諸事情はあるが、そもそも日本は祝日が諸外国と比べても多い上に、古くから伝わる行事にもまだ根強く行われているものも多い。また、外国で行われていたイベントが、日本流にアレンジされ、本家以上に盛り上がってしまっているものも沢山ある。本来は宗教的な意味合いをもつイベントを無節操に取り入れているとして、行き過ぎた [→続きを読む]

   麻生政権の2009年度補正予算案の一つ、エコポイント制度が導入されて1カ月余りが過ぎた。5月15日にスタートして以来、車の販売店や電気屋さんがにわかに活気づいたかのように見える。このエコポイント制度とは、簡単に言うと、エネルギー効率の良い車や家電を買った人に補助金を与えるというものである。  しかし、素人目に見ても、このエコポイント制度、本来の趣旨とあっているの?という点が少なくない。電気効率のいいクーラーを買った人が、扇風機を買った人よりエコか。燃費のいい車を買った人が補助金を [→続きを読む]

   フィギュアスケートのキムヨナ選手は「浅田真央選手がいなかったら今の自分はない」と色々なところで語っている。彼女たちは、お互いがお互いをライバルと認め、ここ数年のフィギュア界を引っ張り、年を重ねるごとにその芸術性、技術、を高めている。キムヨナ選手と浅田真央選手は最近の好例だが、良きライバルの存在は、モチベーションを高め、時には折れそうな心を奮い立たせてくれる。     女子柔道の谷亮子選手もまた、素晴らしいライバルを持ち、そのライバルの存在によって自らを高め続け [→続きを読む]

 「疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵(おか)し掠(かす)めること火の如く、動かざること山の如し」(孫子)  昔の人の生きる知恵はすごい。冒頭の言葉は、武田信玄が好んで用いた有名な一節だが、先人たちは、これに限らず自分の拠り所を短い言葉に濃縮して、それを肌身離さずそばに置くことによって、自分の羅針盤としていた。それが座右の銘だ。  歴史にもまれた古事、ことわざの中には素晴らしいものが多い。例えば、学びに関することだけでも山のようにある。   「学びて時にこれを習う。また説 [→続きを読む]

飛行機の離陸5分後が好きだ。大雨の日に飛行機に乗ると、離陸後しばしの強い揺れの後、一瞬にして視界が開ける。大荒れの地上の天気とはうって変わって、それこそ雲ひとつない青空の中で、太陽との対話の時間がそこにはある。 勉強、スポーツ、音楽、美術、仕事…どんな世界でも、それぞれの世界でそれぞれの高みに登った人だけが見える景色がある。今まで見えなかった太陽が現れるのだ。しかし、雲を抜ける前に高度を下げてしまう人があとを絶たない。既に太陽を見た人からすれば、「あと少しで太陽を見られるのに」という気持ちになる [→続きを読む]

 宝物は全ての人の中にある―。  これが私の信条であり、これを信じているからこそ、毎日が楽しい。 何のために大学に行くのか、何のために就職するのか、何のために結婚するのか、何のために日々生きるのか。多くの人がその意味を深く考えることなく自分の進むべき道を決めている。意味など後から付いてくる―それもある意味正しいとも思う。  人生とは、自分に出来ることを考え、周りの状況や制約条件を踏まえて、次にどのカードを切るかという意思決定の連続である。その意味で人生はゲームである。どんなゲームでも、まずは自分 [→続きを読む]

いかに成長すべきか―  この問いは人類に課された永遠の課題ともいえる。有史以前に人類が誕生してから絶えず、「今よりもいい状態にする」ための工夫を積み重ねて、2009年の今がある。はたから見れば、恵まれた境遇とはいえず、才能にも恵まれてもいないように見えても、輝いている人がいる。一方、金銭的には何不自由ないはずの人、一つの分野で類稀なる才能に恵まれている人、あるいは見た目もカッコよく多様な才能を持ち合わせている人が、決して幸せそうに見えないこと、は枚挙に暇がない。 この差はおそらく自分はどんな方向 [→続きを読む]

 少にして学べば、壮にして為すあり。  壮にして学べば、老いて衰えず。  老いて学べば、死して朽ちず。(佐藤一斎『言志四録』)  昨今、サブプライムローンに端を発する金融危機の影響で不景気だと騒がれているが、教育業界は元気がいい。  東京都の中学受験率は70%を超えたと言われる。大学全入時代到来と騒がれながらも、国公立やトップ私大における競争は激化の一途をたどっている。「社会に出る前のモラトリアム」と揶揄された大学でも、入学当初から就職活動を念頭に置き、留学をしたり、企業のインターンに参加したり [→続きを読む]

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