代打川藤

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今年も残り1週間だ。振り返ってみると国内では今年も政治に関するニュースが多かったように思う。尖閣諸島沖での中国漁船衝突問題を筆頭に政治家の行動が注目を浴びることが例年以上に多かったのではないか?ただ、首相交代があったのも最早5年連続で、意外と例年と変わらないかもしれない。仙谷官房長官が記者会見で「政局的な記事が多過ぎる」と苦言を呈したという記事を数日前に読んだが、政局的な話題の多さももしかしたら今年だけのことではなく、例年と同じレベルなのかもしれない。国民が政治に関心をもっていることはいいことだと思うが、そのせいか政治家が国民の意見を気にしすぎているようにも感じる。民主党内閣が同じ党の小沢一郎氏に対して執拗に国会招致を求めるのも「小沢嫌い」の国民に必死にアピールすることだけが目的のように見えてしまう。

サントリーモルツのテレビCMでこんなのがあった。飲み屋のテレビで野球を観戦している桂ざこば氏が応援するモルツチームのチャンスに、「川藤出さんかい!川藤」といっている。そこで「代打川藤」というアナウンスが流れ、元阪神タイガースの川藤幸三氏が打席に入る。するとざこば氏が今度は「ほんまに出してどないすんねん」と嘆く。ざこば氏がファンの微妙な心理をうまく表現していて秀逸なCMだった。真面目にざこば氏の言うことを聞いているとチームの監督としては「じゃあ、どうすればいいんだよ」ということになる。観衆の出せ、出せ、という声によるプレッシャーに負けて自分の意に反して代打を出すと、今度は何で出すんだと来る。それでもその代打が打てばまだいいが、打てなかったとき、批判されるのは出せと言っていた周りの人ではなく監督である。出しても出さなくても批判されるなら自分の思うように判断すればいい。実際には、周りの声につられず自分の意を通す監督の方が却って信頼されたりする。

政治家も国民が言ったからこうやったなんていうことはもちろん通用しない。それどころか世論に迎合しているような態度を見透かされると逆に評判を落とす。尤も選挙に勝たないと政治家になれないので多少は有権者に迎合する形で選挙を戦うのは止むを得ない気もする。しかし、一旦政治家になったからには、特に閣僚になるなど重責を担うポジションに着いた場合は、国力を高める、国民の生活を豊かにする、等の結果で勝負をすべきである。もしかしたら政治家自身は自分のやっていることが公正に報道されていないという印象をもっているかもしれないが、本質的でないものを得るために本来戦うべきでないところでばかり戦っているように見えてしまう。観衆(国民)の出してもらいたいものを出すのではなく、結果で勝負したい。いずれにしろ結局は結果で評価されるものだと思う。


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