学びを支える


洋々ではすべての個別指導のことを「サポート」と呼んでいる。教える、というよりは、自身で学ぶことを支える、というイメージだからだ。飽くまで受講生が主体となって学び、講師はそれを補助する役割だ。だから、原則として講師のことは「先生」でなく「さん」付けで呼んでもらう。

学習者を「支える」と一言で言ってもどこまで支えるのがよいのかその加減を決めるのは簡単ではない。学びの大きさで言えばすべて自分で切り開いていくのがよい。何かを教えてもらってできるようになるより自分で試行錯誤してできるようになった方が確実に自分のものとして定着する。数学の難問に対して解法を教えてもらう前に自分であれこれ試して正解まで辿り着ければその過程で考えたことはすべて自分の力として蓄積される。出願書類の作成であってもすべて自分で作成するのが望ましい。力をつけるという意味でも自分らしいものを作るという意味でも可能であればすべて自力で進められるといい。

ただ、すべて自力で行うのは時間がかかり過ぎて学びの効率という面では不利になる。数学の問題の解法について自分ではどうしても思いつかないときにそこに何日もかけるのは効率が悪い。ある程度考えたところでヒントをもらえると理解が進み、学びも得られる。バク転(バック転)ができるようになるためにはもちろん自分自身で練習を積むことが大事だが、できるようになるまで補助をしてあげると上達が早い。補助をすることでバク転ができるとはどういう感じなのかという感覚を掴ませることができる。

難しいのは支え過ぎると本人の力にならないということだ。何でも周りがやってしまうと本人の学びが少なくなる。まずは本人が自分でやるというのが基本だ。多少行き詰っても自分でいろいろ試すことがあるうちは学びも大きい。支える側は本人ができることを奪ってはいけないし、本人の今持っている力では到底及ばないところまで支えるのはやり過ぎだ。本人が自分の精一杯の力を出しているときにそれを少しだけ支えて本人の力+αの感覚を掴んでもらう。ベンチプレスで本来持ち上げられるより若干多い重量にした上で本人の力では持ち上げられない分を補助するようなイメージだ。本人が支えられていることに気づかず自分の力だけでやっている気になれるような支え方が理想かもしれない。


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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。