直観に従うべきかどうか


テレビで野球の試合を見ているとピッチャーが投げる球を打つのはそんなに難しくないように見えるが初めて野球をやる子どもには簡単なことではない。まず3次元の世界で飛んでくるボールの位置を把握するのが難しい。打つどころか捕るのだって簡単ではない。プロ野球選手が凡フライを難なく取るのを見ると簡単そうに見えるが野球の経験を積んでいないほとんどの人には凡フライでも捕るのはとても難しい。捕るのが難しければ打つのはもっと難しい。ボールの位置の把握が難しいだけでなく、スムーズなスイングをすることも簡単ではない。バットの握り方、足の上げ方、等、何も教えられずにやるとおかしなやり方になる。

ある程度経験を積むとキャッチボールができるようになりバッティングの形も安定してそこそこ打てるようになる。それでもちょっと速い球を投げるピッチャーに当たると完全に振り遅れることがほとんどだ。これまで遅い球を打ってきた経験を元に打ってもなかなかバットに当たらない。バットを振るタイミングをこれまでの感覚よりかなり(不自然に感じるくらい)早く振り出さないと打てないのだ。直感(直観)的ではない動きが必要になる。

経験を積んだ選手であれば直観も磨かれる。感覚で捕れたり打てたりする。それは閃きのようで実は学習の結果に過ぎない。逆に言えば、経験を積んでいなければ直観は働かない。もしかしたら本能として組み込まれている部分はあるかもしれないが野球やサッカーのスポーツはもちろん走る、投げる、つかむ、といった基本的な動作も学習が必要なようだ。

ゴルフを初めて習ったとき、よいとされるクラブの握り方には大きな違和感があった。でもその違和感は野球など他のスポーツの経験から生じるものでゴルフの経験によるものではない。当然ながらゴルフをやったことがない自分の直感(直観)に従うよりもコーチの言うことを信じる方がうまくいく可能性が高い。

自分がこれまで経験を積んできた分野であれば自分の直観を信じてもよい場面もあるが自分の経験の浅いことであれば調整が必要かもしれない。投げ込まれた球に対していつも振り遅れるようであれば直感(直観)に反してでも早めに振り出す必要がある。自分の直観は信じたいところではあるがそこに根拠がないと若干頼りなくなる。


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