なぜグローバル企業?


松下電器産業が昨年10月に「パナソニック」に社名を変更したのは真のグローバル企業を目指してのことだという。

最近、グローバルという言葉が氾濫している感があるが、グローバルな企業とはどんな企業だろう?

– サービスや商品を提供する市場がいろいろな地域や国にわたること。
– 社員のレポートラインが国ごとに縦割りになっていず、世界各地に入り組んでいること。

といったところが条件だろうか?一般には、世界中の人に商品やサービスのブランドが認知されている企業がグローバル企業として考えられているケースが多いようだ。

景気が悪いせいで保護主義的な動きが目立ってきているが長い目でみればグローバル化が進むことは避けられない。今やいい商品、サービスがあればすぐに世界中に伝わるようなネットワークが完成しつつある。私が友人と立ち上げた洋々もグローバル企業を目指している。

グローバル企業を目指す理由はいくつかある。まずは、成長のために必要だからだ。日本人だけをターゲットにしてビジネスを行うと対象は1億人強だが、世界中の人を相手にビジネスを行うと対象は66億人になる。インターネットがこれだけ世界中で普及している今、海外の市場へのアクセスは以前ほど難しいものではない。むしろ世界に通用しない商品やサービスでは国内でも生き残りにくくなっている。

同じ商品やサービスをより安価に提供することを追求したいと思うこともグローバル化を目指す理由の一つだ。同じ仕事をするのでも国によって賃金が大きく異なる。年収800万円の日本人のエンジニアがする仕事を年収100万円のインド人のエンジニアができるのであれば選択の余地はない。インド人のエンジニアを使わないと使っている企業に価格競争力で大きく劣ることになってしまう。

しかし、グローバル企業を目指す一番大きな理由は、グローバル化が何かわくわくさせるものを持っていることかもしれない。日本のプロ野球選手がメジャーリーグでの活躍を目指すのと同様、やるからには、最も強い相手と勝負をしたい。日本では勝てるけど世界に出たら勝てないというのはカッコ悪い。それにいろいろな特長を持った人が自分の持ち味を生かして活躍するのをみるのは楽しい。洋々では、多様なバックグラウンドや性格をもった人がそれぞれ自分の能力を最大限に生かして活躍できるような環境を実現したい。


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